- 1 2024年の仮想通貨相場予測と展望の解説一覧
- 2 アルトコインドミナンスは下落も新規銘柄がATH
- 3 イーサリアムL2銘柄は有望?
- 4 L2で注目すべき点
- 5 2024年のL2相場展望
- 6 まとめ
ビットコインとイーサリアムの価格回復に伴い、次期メインストリームとなるL2銘柄やMOVEチェーンのAPTやSUIなどの価格も回復しています。本稿ではビットコインとイーサリアムに続き、イーサリアムL2を中心としたアルトコイン相場の2024年の展望について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
2024年の仮想通貨相場予測と展望の解説一覧
Vol.929「【2024年版】ビットコインの価格予想と展望 仮想通貨投資家が知っておくべき重要イベントは?」
墨汁マガジン
Vol.931「【2024年版】イーサリアム(ETH)の価格予想と展望 仮想通貨投資家が知っておくべき重要イベントは?」
アルトコインドミナンスは下落も新規銘柄がATH
ビットコイン現物ETFの承認がほぼ確実とされるリークが年末から増えており、現状でみると米国証券取引委員会(SEC)はほとんど確実にビットコイン現物ETFを承認すると市場は考えていると言えるでしょう。
それに伴いビットコイン価格は650万円まで迫っており、仮想通貨相場全体に占めるビットコインドミナンスは再度年末から54%にまで上昇していることがわかります。従ってアルトコインのパフォーマンスは限られているということが言えるでしょう。
一方で限られた銘柄ではイーサリアムを超えるパフォーマンスを11月から発揮しているものが多くあり、特に顕著なのはモジュラーブロックチェーンのCelestiaのTIAトークンが465%、次にOptimismのフォーク(コピー)であるMetis AndromedaのMETISトークンが418%を記録しています。
また多くのメジャーL2が採用しているOP Stackを開発するOptimismのガバナンストークンのOPトークンも一時160%を超え、現在でも106%、ArbitrumのARBは出遅れての一時85%で現在は54%、大きく下落していたSUIが57%、イーサリアムが約18%という結果になっており、仮想通貨次第では100%を超えるパフォーマンスが既に出ていることがわかるでしょう。
Celestiaについては墨汁マガジンVol.918「モジュラーブロックチェーン(Modular Blockchain)とは?Celestia(TIA)のアプローチを理解する」を参照してください。
イーサリアムL2銘柄は有望?
では各銘柄についてみていきましょう。まずMETISの高騰については