- 1 イーサリアム3000ドル割れでアルトコイン暴落
- 2 仮想通貨の2月に下落するアノマリー
- 3 なぜ2月のアノマリーは起こるのか?
- 4 ビットコインのテクニカル分析
- 5 アルトコインシーズンはいつくる?
- 6 仮想通貨の今後
- 7 まとめ
仮想通貨(暗号資産)はビットコインの10万ドル割れを皮切りに、イーサリアム価格が3000ドルを下回ったことでアルトコイン全体が大暴落、特にai16zなどが代表するAIエージェント、OP StackなどのL2 Stack銘柄がリードして安値を更新しています。
本稿では1月のFOMC後の2025年第1四半期の仮想通貨相場の見通しについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。ドナルド・トランプ氏の大統領就任前の2025年予測については墨汁マガジンVol.1048「米大統領選トランプ勝利によるビットコイン相場への影響 2025年はトランプバブルか?」を参照してください。
イーサリアム3000ドル割れでアルトコイン暴落
仮想通貨はビットコインの再度10万ドル割れで短期回復傾向を見せていたイーサリアムを抑え込む形で暴落、特に投機度の高いセクターの下落率が著しく、ドナルド・トランプ氏の大統領就任式から最大で62%の下落を記録する事実売り状態となっています。
AIエージェントの代表銘柄であるai16zは-62%、AIエージェントのプラットフォームとなるVirtuals Protocolの$VIRTUALも著しく下落を続けており、-54%となっています。またOP StackやArbitrum OrbitなどのL2 Stack系がTVLの高さや利用率、OP Stackの採用率などからの注目度が高い一方、ガバナンスのみのユーティリティが影響してか-45%~-44%と高い下落率を記録。
対してAIエージェントやトランプコイン、さらにはソラナETFの承認可能性などからソラナの$SOLは-21.41%、イーサリアムの-25.58%を下回る下落率となっています。
AIエージェント及びai16zについては墨汁マガジンVol.1073「ai16zとは?仮想通貨で話題のAIエージェントの仕組みと特性を理解する」を参照してください。
仮想通貨の2月に下落するアノマリー
仮想通貨には何個かアノマリーがあり、例えばトレンドサイクルなどがその代表例にあります。その中でも2月に下落するアノマリーもあり今回の原因としては
「12月