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墨汁マガジンVol.1101「【図解】Bittensor(TAO)とは?プロジェクト概要と特徴から見るイーサリアムと異なるアプローチ」

目次
  • 1 Bittensor概要
  • 2 Bittensorの特徴
  • 3 Bittensorのネットワーク構成
  • 4 クロスチェーンの課題に対する対処
  • 5 Bittensorの課題と将来性
  • 6 イーサリアム対Bittensor
  • 7 まとめ

仮想通貨のAIフォーカスブロックチェーンであるBittensor(ビットテンサー)はグレースケール(Grayscale)がAIセクターとして「Grayscale Bittensor Trust(TAO)」の仮想通貨投資信託として提供していることで知られています。

本稿ではBittensorの概要について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

 

Bittensor概要

Bittensor及びTAOトークンの概要については下記の表の通りとなります。

項目プロジェクト詳細
開発元Bittensor
公式X(Twitter)@opentensor
チェーン独自L1
メインネットローンチ2023年3月21日
資金調達額非公開(Polychainバック)
トークンシンボル$TAO
関連プロダクトEVM互換Subtensor
種類AIブロックチェーン
創設年2019年
総発行数2100万TAO

 

Bittensorの特徴

Bittensorはイーサリアム2.0の初期モデルであったマイニングを必要とするPoW(プルーフ・オブ・ワーク)とETHなどのトークンをステーキングするPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のハイブリッドモデルを採用しており、

 

マイナー:リソースの提供

バリデータ:マイナーの仕事評価

Subnet:マイナー/バリデータが従う個別のルールを持つプール

 

という役割分担で構成しているのが大きな特徴であると言えるでしょう。

Bittensorではイーサリアムが作り上げたワールドコンピュータという概念をブロックチェーンとしての1つの枠組みで行うことでの制限を「Yuma Consensus」を介して対処するというアプローチを行っているのです。順を追ってみていきましょう。

 

Bittensorのネットワーク構成

Bittensorの仕組みは

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