- 1 StargateのSTGトークン報酬が終了
- 2 DeFiの安全な運用先を探す5つの基準
- 3 知られざるレンディングリスクの増大
- 4 図解で理解するレンディングリスクが高まる理由
- 5 報酬の安定性はバンパイア攻撃から
- 6 2025年ステーブルコイン運用先
- 7 まとめ
LayerZero($ZRO)が提供するブリッジのStargate(スターゲート)がイールドファーミング報酬を停止、$STGの報酬を得ることができなくなりました。本稿ではStargateという安定運用先がなくなったことで、次にUSDCなどのステーブルコインを運用するためのDeFi候補について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
Stargate及びLayerZeroについては墨汁マガジンVol.937「図解で理解するLayerZeroの仕組みPt.3 Stragateが解決するブリッジトリレンマを理解する」を参照してください。
StargateのSTGトークン報酬が終了
StargateとはBaaS(Bridge as a Service)のLayerZero($ZRO)が提供するイーサリアムブリッジサービスであり、ArbitrumやOptimism、zkEVMではLineaなどにシームレスにブリッジをすることが可能です。Stargateのガバナンストークンである$STGトークンは流動性を提供するインセンティブとして報酬提供されていましたが、現在はAPYが0%または既にステーキングのプールが表示されない変更をされています。
Stargate:https://stargate.finance/farm
これはStargate V2のブリッジ流動性を得るための報酬が2025年2月26日に正式に終了し、Hydra Expansion Program(HEP)に移行し、ユーザーがブリッジに流動性提供(LP)をする必要がないことが原因です。つまり今後はアナウンスが無い限りStargateでの運用は報酬が付与できず、ただリスクのあるLPポジションとなることになるということです。
そのためすべてのStargateのLPポジションは解除すべきであり、即座の引き出しを推奨します。
DeFiの安全な運用先を探す5つの基準
ではStargateの報酬がなくなった今、DeFiで次の比較的安全な運用先を探すための基準を考えてみましょう。先に思い浮かぶのはAaveなどのレンディングですが、このようなレンディングは極端な下落を記録する仮想通貨においては下落トレンド時はリスクが跳ね上がり、APYもレバレッジ需要が下がることで大きく下がります。
レンディングの知られざるリスクについては墨汁マガジンVol.863「AaveにおけるCRV担保凍結問題を理解する レンディングリスクは誰が負っているのか?」を参照してください。
そこで重要となってくるのは
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