ステーブルコインは今やイーサリアムエコシステムだけでなく、仮想通貨(暗号資産)の最重要インフラであり、テザー社のUSDTやサークル社のUSDC、日本では金融庁に承認されたJPYCなど様々な種類があります。
一方でポートフォリオに加えるには各ステーブルコインはすべて同じリスク・エクスポージャーではないという問題があり、裏付けのドルや円の償還に際する把握されていない問題があります。本稿では各メジャーステーブルコインにおける知られざるリスク・エクスポージャーと問題点について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
ステーブルコインリスク解説一覧
Vol.1106「USDCのCircleはなぜIPOをどうしても行いたかったのか?ステーブルコインビジネスを理解する」
Vol.1205「JPYCをポートフォリオに加える際のリスク/リターンレシオを利用規約から考える」
ステーブルコインの真のリスク
ステーブルコインはドルベースであれば米国債、日本円であればJPYCのような日本の国債に間接的なエクスポージャーとなり、ポートフォリオに組み込むにはコントラクトリスクを無視すれば1:1であることからローリスク・ハイリターンなポジションになり得ます。
多くの仮想通貨投資家はステーブルコインでのDeFiでの運用におけるハッキングや攻撃リスクのよりハイレベルなリスク・エクスポージャーを考慮してしまうでしょう。さらにDeFiを初期から使用しているユーザーはステーブルコイン特有の裏付け及びデペッグのみにしか焦点が行っておらず、ステーブルコインの真のリスクについてはあまり考えられていないのです。
DeFiにおけるコントラクトリスクはもはや事故に近いものがあり、高い金利や利回りを求めるということは自身でリスク・エクスポージャーを上げているため本質的問題が異なります。
またデペッグについては
「ステーブルコインビジネスの本質的リスクであり、本来考えるべきはそもそもの発行体のリスク・エクスポージャー及びどのような問題点が起きるか?」
を考えるべきであるということになるでしょう。
リスク・エクスポージャー
ではUSDCとUSDT両方とも見ていきましょう。
一時的に売買ペアとして使用する場合を除き、ポートフォリオに含めるならば
「
