目次
- 1 USDC発行のCircle社、IPOへ
- 2 ステーブルコインビジネスの収益
- 3 流動性とシェアが最も重要
- 4 MiCAの準拠
- 5 ビジネスは仮想通貨市場の成長と密接に関係する
- 6 IPOの重要性
- 7 まとめ
USDTに続くステーブルコイン第2位のUSDCを発行するCircle(サークル)社が仮想通貨(暗号資産)を新たに発行するのではなく、IPOを行うためのForm S-1を米国証券取引委員会(SEC)に提出しました。本稿ではなぜCircleがIPOを行い、ステーブルコインビジネスが成り立つのか、収益性の問題点について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
ステーブルコインが潜在的に有するリスクについては墨汁マガジンVol.827「シリコンバレー銀行破綻で露見したUSDCのリスク ステーブルコインが抱えるリスクを理解する」を参照してください。
USDC発行のCircle社、IPOへ
米Circle社は米最大手仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)からUSDCのローンチ当初に共同でCentureとして取得していた株式を買い戻し、米国証券取引委員会(SEC)にIPOを申請したことが判明しました。
Circle社はニューヨーク証券取引所(NYSE)へ株式を上場する予定となっており、主幹事引受業者にはJPモルガン・チェースとシティ・グループが務め、企業評価額は最大で50億ドル(7291億円)を目指すとされています。
Circle社の上場は実は2度目の挑戦であり、現在の仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領の米国証券取引委員会(SEC)体制になる前の2022年バイデン政権では規制との兼ね合いでSPAC(特別買収目的会社)を挫折していたのです。
ステーブルコインビジネスの収益
ではなぜCircle社がガバナンストークンなどの発行でエアドロップなどをせず、IPOで上場をしたかったのかについてみていきましょう。この根底にはステーブルコインビジネスを理解しておく必要があり、
1.ステーブルコイン