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墨汁マガジンVol.1238「MetamaskのmUSDやAsterのUSDSCは安全か?M0を使用したステーブルコインリスク評価」

目次

イーサリアムエコシステムのWeb3ウォレット最大手であるメタマスク(Metamask)は独自のステーブルコイン「mUSD(Metamask USD)」を新たにローンチしました。本稿ではMetamaskのステーブルコインが採用しているM0の安全性、リスクエクスポージャーについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

M0については墨汁マガジンVol.1237「M0とは?$Mの仕組みと1億ドルを調達したステーブルコインインフラ」を参照してください。

ステーブルコインリスク解説一覧

 

Vol.1106「USDCのCircleはなぜIPOをどうしても行いたかったのか?ステーブルコインビジネスを理解する」

Vol.1205「JPYCをポートフォリオに加える際のリスク/リターンレシオを利用規約から考える」

Vol.1233「USDCの信頼性は?ステーブルコインをポートフォリオに加える際に知っておくべきこと」

Vol.1234「USDTの信頼性は?米拠点で上場しているUSDC発行のサークル社との大きな違い」
Vol.1235「知られざるステーブルコインの真のエクスポージャーとは?」

墨汁マガジンVol.1236「ステーブルコインが1ドルペッグを崩す場合の理由と対処」

 

Metamask独自のステーブルコイン「mUSD」をローンチ

イーサリアムのWeb3ウォレット最大手であるMetamaskは2025年9月に独自のステーブルコインブランドとなる「mUSD」をローンチすると発表しました。MetamaskにmUSDはネイティブ統合され、ローンチ段階ではイーサリアムメインネット(L1)とzkEVMでMetamaskを開発するConsensysのLinea($LINEA)に対応しいます。

USDCやUSDTが担うDeFiマーケットのステーブルコインをターゲットにしているだけでなく、クリプトカードであるMetamask Cardでの決済までを見据えたUSDTのPlasma($XPL)やArcなどと同様に、次世代ステーブルコインインフラを目指すステーブルコインということです。

 

 

Introducing MetaMask USD, our new stablecoin – https://metamask.io/news/introducing-metamask-usd-your-dollar-your-wallet

 

クリプトカードについては墨汁マガジンVol.1187「仮想通貨クレジットカード(クリプトカード)の将来性は?エアドロップを狙うべきか」を参照してください。

mUSD概要

Metamaskのステーブルコイン「mUSD」の概要は下記表の通りとなります。

項目詳細
発行主体Bridge(Stripe)
プロトコルM0($M)
対応チェーンイーサリアム、Linea
ティッカー$mUSD
マルチチェーンWormhole($W)

 

ステーブルコインスタートアップ最大手の一つであるStripeがBridgeを買収したため子会社

Check

 

M0採用のステーブルコイン

Metamaskを含むM0を採用したステーブルコインは下記表の通りとなります。

Noステーブルコイン名称シンボルチェーン
1Metamask USD$mUSDイーサリアム, Linea
2Startale USD$USDSCSonium(OP Stack)
3Hyper USD$USDHLHyperliquid
4Noble Dollar$USDNイーサリアム
5UsualM$USUALイーサリアム
6USDai$USDAIArbitrum

 

USDSCとは?

USDSCとはStartaleがM0を介して発行しているステーブルコインであり、

 

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