イーサリアムエコシステムのWeb3ウォレット最大手であるメタマスク(Metamask)は独自のステーブルコイン「mUSD(Metamask USD)」を新たにローンチしました。本稿ではMetamaskのステーブルコインが採用しているM0の安全性、リスクエクスポージャーについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
M0については墨汁マガジンVol.1237「M0とは?$Mの仕組みと1億ドルを調達したステーブルコインインフラ」を参照してください。
ステーブルコインリスク解説一覧
Vol.1106「USDCのCircleはなぜIPOをどうしても行いたかったのか?ステーブルコインビジネスを理解する」
Vol.1205「JPYCをポートフォリオに加える際のリスク/リターンレシオを利用規約から考える」
Vol.1233「USDCの信頼性は?ステーブルコインをポートフォリオに加える際に知っておくべきこと」
Vol.1234「USDTの信頼性は?米拠点で上場しているUSDC発行のサークル社との大きな違い」
Vol.1235「知られざるステーブルコインの真のエクスポージャーとは?」墨汁マガジンVol.1236「ステーブルコインが1ドルペッグを崩す場合の理由と対処」
Metamask独自のステーブルコイン「mUSD」をローンチ
イーサリアムのWeb3ウォレット最大手であるMetamaskは2025年9月に独自のステーブルコインブランドとなる「mUSD」をローンチすると発表しました。MetamaskにmUSDはネイティブ統合され、ローンチ段階ではイーサリアムメインネット(L1)とzkEVMでMetamaskを開発するConsensysのLinea($LINEA)に対応しいます。
USDCやUSDTが担うDeFiマーケットのステーブルコインをターゲットにしているだけでなく、クリプトカードであるMetamask Cardでの決済までを見据えたUSDTのPlasma($XPL)やArcなどと同様に、次世代ステーブルコインインフラを目指すステーブルコインということです。
Introducing MetaMask USD, our new stablecoin – https://metamask.io/news/introducing-metamask-usd-your-dollar-your-wallet
クリプトカードについては墨汁マガジンVol.1187「仮想通貨クレジットカード(クリプトカード)の将来性は?エアドロップを狙うべきか」を参照してください。
mUSD概要
Metamaskのステーブルコイン「mUSD」の概要は下記表の通りとなります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発行主体 | Bridge(Stripe) |
| プロトコル | M0($M) |
| 対応チェーン | イーサリアム、Linea |
| ティッカー | $mUSD |
| マルチチェーン | Wormhole($W) |
ステーブルコインスタートアップ最大手の一つであるStripeがBridgeを買収したため子会社
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M0採用のステーブルコイン
Metamaskを含むM0を採用したステーブルコインは下記表の通りとなります。
| No | ステーブルコイン名称 | シンボル | チェーン |
|---|---|---|---|
| 1 | Metamask USD | $mUSD | イーサリアム, Linea |
| 2 | Startale USD | $USDSC | Sonium(OP Stack) |
| 3 | Hyper USD | $USDHL | Hyperliquid |
| 4 | Noble Dollar | $USDN | イーサリアム |
| 5 | UsualM | $USUAL | イーサリアム |
| 6 | USDai | $USDAI | Arbitrum |
USDSCとは?
USDSCとはStartaleがM0を介して発行しているステーブルコインであり、
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