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Google Quantum AIの発表によると、イーサリアムやビットコインなどが採用している楕円曲線暗号を量子コンピュータが破る可能性について警告。予想よりも早く、さらに攻撃するためのリソースが低いことが示されています。
本稿ではイーサリアムの量子コンピュータ耐性のロードマップであるStrawmanの内容と、イーサリアムがZKで取ろうとして量子コンピュータ耐性について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
Strawmanの開発ロードマップについては墨汁マガジンVol.1228「【2026年最新】イーサリアムの「Strawman」開発ロードマップを理解する」を参照してください。
Googleが仮想通貨の量子コンピュータによる脅威を警告
2026年3月30日、Google Quantum AIはビットコインやイーサリアムなど暗号資産の署名に使われる楕円曲線暗号(ECDLP-256)が、従来想定より少ない量子計算リソースで破られる可能性があるとホワイトペーパーを介して警告。
最適化したShorのアルゴリズムにより、必要規模は約1,200論理量子ビットと9000万階の演算、物理量子ビットは50万未満でも成立し得て、十分に進んだ量子計算機では攻撃時間が「分」単位になる可能性があるという。
現時点で実行可能ではないものの、PQC(耐量子暗号)移行と公開鍵露出の抑制など当面の対策を急ぐべき局面と言えるでしょう。
量子コンピュータによる根本的な暗号問題とは?
ではまずそもそもなぜ量子コンピュータが問題になるかの根本原因についてまずは理解しましょう。
量子コンピュータは
「これまでのコンピュータと異なり、量子ビット(Qubits)により演算特性が変わるものの、すべてにおいて優れているわない」
という点に注意が必要です。
その理由としてはbitの
