- 1 1.Appleの下方修正が引き金を引いたドル円暴落
- 2 2.今回の為替暴落のビットコインへの影響
- 3 3.価格反映
- 4 4.まとめ
イーサリアム価格の回復は順調なものの、2019年早々ドル円が最大5円の下落を記録しました。
今回の暴落の引き金となったのは、アップルの下方修正が原因であると言われています。為替は、USDベースの価格が中心である仮想通貨にも影響を及ぼすため、同様に為替のことも知っておかなければなりません。
ここでは、なぜこのような暴落が起こったのか、仮想通貨にはどのように影響があるかについて、全体的に分析していきます。
1.Appleの下方修正が引き金を引いたドル円暴落
日経によると、Apple.incの2018年末四半期の売上高がiPhoneの売上低迷で5~10%の下方修正と報道。この発表に伴いAppleの株価は約4ドル下落。年末の下落の底からのロングの利確であると見られます。この利確と見られる下落から、DJIや225の年末相場の不信による円買いが、最大5円というバンドウォークを伴う強烈な下落を引き起こしたといえるでしょう。
ヘッジファンドを数千社潰した日銀砲(日銀の介入)から、心理的に円買いには慎重になる必要があるという層が根こそぎリミット狩りやロスカットされたという印象です。
円高は、輸入品を安く購入することができることから、インポート面においては非常に有利になります。また、個人の海外旅行や買い物が安くなることから、庶民には嬉しい一方で、日本の資産が米国などに流出する原因にもなります。また、国内の輸出業をメインとしている企業にとっては、例えば1ドル110円で輸出するのに対し、100円で輸出することになるので、1ドルにつき10円の利益が減るということになるのです。
つまり、長期的な円高は国益を下げるので、日銀には介入するインセンティブがあるということになります。
これは、日産のカルロス・ゴーン氏の件も同様に国益を守るための動きであったように、”国家を守る”というインセンティブは必ず働くということを念頭においておく必要があるでしょう。
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2.今回の為替暴落のビットコインへの影響
為替のビットコインへの影響は、マガジンVol.92でも説明したように非常に大きいため、為替の動きはとても重要です。