目次
- 1 1.2018年Q4で1.29億ドルのXRPを売却
- 2 2.リップル社のXRPコントロールとリスク
- 3 3.XRP売却は妥当なのか?
- 4 4.まとめ
リップル社は2018年Q4のマーケットレポートを公開しました。ここではこのレポートから読み取れるリップル社とXRPの価格動向をBTCやETHと比較して見ていきましょう。
1.2018年Q4で1.29億ドルのXRPを売却
リップル社は600億XRPを保有しており、550億XRPをロックアップ50億XRPは流動性を提供するために売却すると公言しています。つまり、市場には450億XRPが循環していることになります。
この550億XRPは10億XRPずつエスクロー機能によりロックアップされ、2017年末から月に10億XRPがなにかしらの用途に使用されます。2018年ではCoinbaseに利子なしで貸付する代わりに上場するように交渉して断られたというニュースが話題を呼びましたが、レポートにあるように
- 30億XRPが暗号化されたエスクローからリリースされるが、24億XRPは再度エスクローに返却される
すべてを売却するわけではないということです。もし売却した場合には30円/XRPとしても900億円なので、価格暴落の引き金となるでしょう。
純粋な市場供給量は400億XRPなので、毎月10億XRPつまり全体の2.5%が売却または貸付されていることになります。ロックアップからみて、年間では最大50億XRPはリップル社のさじ加減で売却可能であるので、市場の12.5%ものコントロールを得ているということがわかります。
XRPの売却については下記を参照
2.リップル社のXRPコントロールとリスク
ではこの12.5%はどれほど大きなものか見ていきましょう。