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墨汁マガジンVol.148「カストディサービスが機関投資家参入に必要な理由」

目次
  • 1 1.カストディサービスはなぜ必須なのか
  • 2 2.従来の株式と仮想通貨の管理の違い
    • 2.1 2-1.秘密鍵と公開鍵とは
    • 2.2 2-2.秘密鍵の管理とリスク
  • 3 3.フィデリティのカストディが及ぼす影響
  • 4 4.まとめ

世界最大手の投資信託フィデリティは、現在ビットコインやイーサリアムが期待している機関投資家の参入の絶対条件であると言える信頼できる機関によるカストディサービスをローンチ目前と控えており、今回のブルームバーグのリークでは3月にローンチ予定で、さらにその後はイーサリアムのカストディが随時追加されるとしています。

 

 

1.カストディサービスはなぜ必須なのか

カストディは株式でも一般的で、盗難や紛失から投資家を保護するためのサービスです。例えば10円分のイーサリアムを保持している場合、盗難や紛失にあっても10円の被害なのでさほど気にならないでしょう。

ですが、これを機関投資家の場合で考えてみましょう。ETHを10億円分保有しているということは価格が上がると利益も大きい代わりに盗難、紛失というのは“絶対に避けたいリスク”です。

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