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墨汁マガジンVol.161「イーサリアムマイニングの今後はどうなるのか?」

目次
  • 1 1.イーサリアムのマイニングはなくなるのか?
  • 2 2.マイニングとGPUの関係
  • 3 3.なぜマイニングにNVIDIAのGTXが人気だったのか
  • 4 4.ProgPoWについて日本人が知らないこと

イーサリアムは今月末に、大型アップデートのコンスタンティノープルをついに控え、EIP-1234の実装によりマイニング報酬が33%減少します。これはデフレモデルによる価格の上昇効果を伴う一方、日本のような電気代の高い地域でのマイナーは撤退傾向にあると言えるでしょう。

ここではマイニングの今後とProgPoWについて解説を行います。

 

1.イーサリアムのマイニングはなくなるのか?

そもそもマイニングとは、ネットワークごとのアルゴリズムの問題の解を並列演算で総当たりに計算し、その解を先に見つけ出したマイナーがブロックに含めたトランザクションの手数料と新規発行されるETHを得ることができるというものです。

ビットコインも昔はPCのCPUなどでマイニングが可能でしたが、単純に数をこなす計算においてはGPUが得意であり、さらにアルゴリズムを解析できればそのネットワーク専用に開発したASICがGPUの計算力を上回ります。

つまり、

 

CPU<<<<GPU<<・・・・<<<ASIC

 

ということになり、現在はビットコインをGPUでマイニングすることはほぼ不可能であると言えます。

また、イーサリアムのようにマイニング報酬を1年ごとに大幅に減少させることで、現在の価格では採算があわなくなったり、マイニングを必要としないPoSへの移行によりマイナーが撤退するというようなものもあります。ですが、イーサリアムにおいてはマイニングの状況は常に変化しており、実は

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