- 1 Binanceのハッキングとビットコイン被害
- 2 ハッキングの不審な点
- 3 Binanceハックから考慮するファンダメンタルはどの通貨に影響をするか?
- 4 まとめ
Binanceは2018年にアルトコイン取引所として、世界最大手に踊りでて取引所トークンによる間接ICOなどの多くのビジネスモデルを提案してきました。そんな中、詳しい原因が不明瞭なハッキングにより7000BTCが盗まれるという事件が発覚。被害はアルトコインにはなく、Binanceのビットコインホットウォレット内のBTCのみとなりました。
ここではその際にCEOであるCZからAMAで、”ロールバック”や”Reorg”と言った発言がありました。このハッカーのBTC送金をロールバックすることができたのか、そもそもそれは正しい提案だったのかについて見ていきましょう。
Binanceのハッキングとビットコイン被害
2019年5月7日に、41のトランザクションに分割された7000BTCが送金されます。(下図はトランザクションの分割と数量)Binanceの公式発表によると、ハッカーはBinanceユーザーのAPIキーや二段階認証(2FA)コードを大量に入手することができ、さらにパスワードなども同様である可能性があるとしています。
主にはBinanceの偽サイトを使用したフィッシングやウィルス、その他の攻撃を使用したとBinanceは主張しており、これら7000BTCの被害とは別に、確認できていない被害アカウントの可能性もあるとしています。また、7000BTCはBinanceの保有するBTCの2%しかないとし、35万BTCを保有しているということになります。
出典:https://www.blockchain.com/btc/tx/e8b406091959700dbffcff30a60b190133721e5c39e89bb5fe23c5a554ab05ea
入出金は、これらのさらなる被害アカウントの可能性を調査することや、システムとデータのセキュリティレビューを理由に1週間の全入出金を停止します。また、被害のあった7000BTCはGOXなどのため用のファンドから補填を行うとしており、これは国内のコインチェックやZaifのハッキングからみても自社の利益をファンドとして用意するというのは国外との差であると言えるでしょう。
ハッキングの不審な点
また、Binanceの主張する今回のハッキング内容は非常に不明瞭であり、これらからわかることは