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墨汁マガジンVol.223「Poloniexのレンディングデフォルト事件から見る今後の仮想通貨市場」

目次
  • 1 Poloniexのレンディングの仕組み
  • 2 CLAMのデフォルト事件と知られていないリスク
  • 3 この事件からわかる仮想通貨市場の今後
  • 4 まとめ

元アルトコイン最大手Poloniexは、日本時間5月27日におきた普段の10倍以上の出来高となる46万CLAMSの売りによりマージンロングを行っていたユーザーがデフォルトによりロスカット。0カットではなく、bitFlyerのビットコイン先物の例のようにロスカットされたユーザーは1,800BTC(約15億円)のマイナスとなりました。このデフォルトにより、ビットコインをPoloniexでレンディングしていたユーザーは、16.202%のビットコインを一律でカットされるという事件が起きました。

本稿では、このPoloniexデフォルト事件からわかる現在の仮想通貨市場と今後について解説を行います。

 

 

Poloniexのレンディングの仕組み

Poloniexは、2016年のアルトコインブームの火つけ役となり、厳格な上場審査や今では普通となったUSDTベースの取引、BTC建て取引などで2017年までは非常に人気の高い取引所でした。当時はレンディングもあまり一般的ではなく、自社でビットコインやイーサリアムなどを用意する取引所や、現在の100倍以上の出来高を誇っていた中国取引所へのカバー取引を出すなどの運営が一般的だったのです。

ですがPoloniexは、ビットコインが2100万という発行制限による現物枯渇問題を考慮し、ユーザーがユーザーにビットコインを貸し付けることでビットコインの現物を取引所内

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