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墨汁マガジンVol.319「中国習近平主席の政略はビットコインに大きな影響をもたらすのか?」

目次
  • 1 中国の国家レベルでのビットコイン影響
  • 2 仮想通貨取引所閉鎖が逆に好ファンダメンタルとなった
  • 3 目に見える影響と余波
  • 4 中国政府の考えるビットコイン
  • 5 まとめ

ビットコインは約1ヶ月ぶりに100万円を回復、これは中国主席 習近平氏は25日に習近平報道文集で「ブロックチェーンの重要性」について国家レベルでの取り組みを行うとし、ビットコインと深い関係と歴史を持つ中国ははじめてブロックチェーンについて習近平氏からの強い支持を得たと言えます。

 

本稿ではこの中国のブロックチェーンに対する取り組みはファンダメンタル上どのような影響を与えたのか、実際にどれだけの影響があるのかについて詳しく解説を行います。中国政府の検閲とビットコインに関しては下記マガジンを参照してください。

 

中国の国家レベルでのビットコイン影響

まず中国の元の報道ではインターネット上で拡散され、報道後即座にビットコイン価格の上昇を開始。ですがインターネットだけではその情報が一般人に目に入らないこともあるでしょう。仮想通貨はTwitter上での情報が非常に豊富かつ最速であると言えますが、中国の人口は14億人であるため、その全員に情報が伝わるには分布的にみても遅れや実際に報道を見ることのない機会も多くあります(高齢者やインターネット環境のない人は対象外とする)

ですが、中国共産党の機関紙である人民日報でも大々的に印刷されたことで、この報道は一気に拡散されます。実際に中国のメッセージアプリであるWechatでの検索数が大幅にスパイクしていることがわかります。

 

 

これにより大きくビットコイン価格への影響を及ぼしたことはチャートを見ても明白でしょう。ビットコイン価格は7400ドルを推移していましたが、現在は9700ドル前後となり、実に30%の高騰をわずか3日で記録したことになります。

 

 

仮想通貨取引所閉鎖が逆に好ファンダメンタルとなった

実際の報道自体にはブロックチェーンとされており、ビットコインとは一言も記載されていません。ですがこの報道での重要性は

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