目次
- 1 ビットコイン自体は禁止できない
- 2 金盾を回避する
- 3 マイニングを禁止するというFUD
- 4 中国政府の検閲回避は可能
- 5 まとめ
中国はビットコインやイーサリアムの取引を禁止して約2年が経過。中国国内においてビットコインはOTCでアンダーグラウンドに取引されています。本稿では中国の現状とビットコインの検閲耐性、マイニングの実状やビットコインへの影響について解説を行います。
中国人投資家のビットコインのOTC取引の実態については下記マガジンを参照してください
ビットコイン自体は禁止できない
まず中国の中央銀行、PBoCが禁止しているのは中国国内でのICOと仮想通貨と人民元の取引です。ですがビットコインやイーサリアム自体を禁止することは、実質不可能となっています。
これはブロックチェーン自体がP2Pをベースにしており、どこか一つのサーバーや企業が提供するサービスではないため、中国取引所などのように閉鎖を迫ることができないのです。これはビットコインやイーサリアムのようにノード制限のないDMMSの大きな利点であり、中国の検閲に耐性を持つと言えます。
金盾を回避する
中国の検閲は