- 1 Partiyの問題
- 2 イーサリアムのノードとは?
- 3 ハードフォーク時にアップデートしていないとどうなるのか?
- 4 なぜノードアップデート率が悪いのか?
- 5 ハードフォークするのに必要なイーサリアムノード数
- 6 まとめ
イーサリアムのイスタンブールハードフォークは、12月8日前後のアップデートを予定しています。現時点では40%以下だったイーサリアムノードのアップデート率も、1日前ということで46%まで上昇が確認できます。ですがこのアップデート率はイーサリアムネットワークの半分以下ということです。本稿ではハードフォーク時にはどのような影響があるのか、問題となるのかについて解説を行います。
出典:https://www.ethernodes.org/istanbul
Partiyの問題
イーサリアムでイスタンブール実装が遅れたのは、ParityがイーサリアムクラシックやPolkadotの開発を行うのに対し、イーサリアムの開発が遅れていたという背景があります。また、Parityのノードアップデート率はわずか17%と非常に低くかったのです。現在こそ40%を超えているものの、12月6日の時点では17%しかなかったのです。
出典:https://coinchoice.net/when-istanbull-update-has-occuered_201912/
さらにひどいことに、ParityのリリースにはEIP-1344が実装されておらず、イスタンブール実装の2日前にv2.6.6βをリリース。イスタンブールハードフォークの遅延原因となっただけでなく、Parityを使用していた場合にはコンセンサスが得られずチェーンが分裂していた可能性さえありました。
このことや過去のETH凍結事件などを踏まえParityを使用しない方がいいと言えるでしょう。
出典:https://github.com/paritytech/parity-ethereum/releases
イーサリアムのノードとは?
そもそもノードとはなんでしょう?ブロックチェーンにおけるノードの理解率は低いのが現状だと思います。このノードとは