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墨汁マガジンVol.832「図解で理解するAptos(アプトス)の仕組み Pt.1 APTの概要とスケーリングするブロック処理」

目次
  • 1 NFTの解説一覧
  • 2 Aptos(アプトス)とは?
  • 3 APT(アプトストークン)の配分とインフレ
  • 4 Aptosのフォーク元”DiemとMove”とは?
  • 5 Aptosの処理能力が他と異なる理由
  • 6 Aptosのブロック形式
  • 7 APTステーキングとAptosバリデータの役割
  • 8 まとめ

NFNFTのようなアートに特化したブロックチェーンの”Aptos Network(アプトス=APT)”はローンチ後突如のAPTトークンのエアドロップで話題となったことは記憶に新しいでしょう。本稿ではFacebook(Meta)の研究された技術が元となったAptos Networkの概要と特徴についてわかりやすく解説を行います。

NFTの解説一覧

 

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墨汁マガジンVol.659「イーサリアムのアプローチから見るNFTの未来」

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墨汁マガジンVol.764「DeFiやNFTにおける適切なApprove管理とは?Approveの仕組みから見るリスク」

 

Aptos(アプトス)とは?

Aptos(アプトス)とは2022年10月12日メインネットローンチをしたNFTのようなブロックチェーン上の仮想通貨(暗号資産)アート向けのL1を指します。APT(Aptos Toknes)はAptosのネィティブ仮想通貨であり、

 

開発元:Aptos Labs

発行数:10億APT

小数点:8桁まで

配布:エアドロップ

 

となっています。

Aptosを開発するAptos LabsはCEOのMo Shaikh氏とCTOのAvery Chingにより設立され、両者ともにFacebook(Meta)でDiem(元Libra)のローンチに携わったことで知られており、

 

「AptosはDiem(元Libra)のフォークかつ、スマートコントラクト用のプログラミング現行”Move”を導入している」

 

というのがおおきな特徴と言えるでしょう。

 

Aptosのホワイトペーパー:https://aptos.dev/assets/files/Aptos-Whitepaper-47099b4b907b432f81fc0effd34f3b6a.pdf

 

APT(アプトストークン)の配分とインフレ

APTのエアドロップにおける配分は下記のようになっています。

 

コミュニティ:51.02 = 510,217,359.767APT

コア開発者:19.00% = 190,000,000.000APT

ファンデーション:16.50% = 165,000,000.000APT

投資家:13.48% = 134,782,640.233APT

 

またAPTのインフレーションはバリデータのインセンティブとなるステーキング報酬、開発者や投資家へのVestingによる配布により下記のようになっています。

 

 

Aptosのフォーク元”DiemとMove”とは?

ではここからはAptosの技術的な内容について深掘りしていきましょう。上記で述べたようにAptos NetworkはFacebookのMetaが開発したステーブルコインベースのブロックチェーン”Diem(元Libra)”のフォークとなっています。

Aptosでは

 

「コンセンサス

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