- 1 NFTの解説一覧
- 2 Aptos(アプトス)とは?
- 3 APT(アプトストークン)の配分とインフレ
- 4 Aptosのフォーク元”DiemとMove”とは?
- 5 Aptosの処理能力が他と異なる理由
- 6 Aptosのブロック形式
- 7 APTステーキングとAptosバリデータの役割
- 8 まとめ
NFNFTのようなアートに特化したブロックチェーンの”Aptos Network(アプトス=APT)”はローンチ後突如のAPTトークンのエアドロップで話題となったことは記憶に新しいでしょう。本稿ではFacebook(Meta)の研究された技術が元となったAptos Networkの概要と特徴についてわかりやすく解説を行います。
NFTの解説一覧
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Aptos(アプトス)とは?
Aptos(アプトス)とは2022年10月12日メインネットローンチをしたNFTのようなブロックチェーン上の仮想通貨(暗号資産)アート向けのL1を指します。APT(Aptos Toknes)はAptosのネィティブ仮想通貨であり、
開発元:Aptos Labs
発行数:10億APT
小数点:8桁まで
配布:エアドロップ
となっています。
Aptosを開発するAptos LabsはCEOのMo Shaikh氏とCTOのAvery Chingにより設立され、両者ともにFacebook(Meta)でDiem(元Libra)のローンチに携わったことで知られており、
「AptosはDiem(元Libra)のフォークかつ、スマートコントラクト用のプログラミング現行”Move”を導入している」
というのがおおきな特徴と言えるでしょう。
Aptosのホワイトペーパー:https://aptos.dev/assets/files/Aptos-Whitepaper-47099b4b907b432f81fc0effd34f3b6a.pdf
APT(アプトストークン)の配分とインフレ
APTのエアドロップにおける配分は下記のようになっています。
コミュニティ:51.02 = 510,217,359.767APT
コア開発者:19.00% = 190,000,000.000APT
ファンデーション:16.50% = 165,000,000.000APT
投資家:13.48% = 134,782,640.233APT
またAPTのインフレーションはバリデータのインセンティブとなるステーキング報酬、開発者や投資家へのVestingによる配布により下記のようになっています。
Aptosのフォーク元”DiemとMove”とは?
ではここからはAptosの技術的な内容について深掘りしていきましょう。上記で述べたようにAptos NetworkはFacebookのMetaが開発したステーブルコインベースのブロックチェーン”Diem(元Libra)”のフォークとなっています。
Aptosでは
「コンセンサス