目次
- 1 コロナショックによる全面安
- 2 相場の資金はどこにいったのか?
- 3 過去の傾向
- 4 ビットコインのファンダメンタルと重なった
- 5 まとめ
新型コロナウィルスの経済影響によるコロナショックは、ビットコインやゴールドのような安定資産をも巻き込み、株価や為替の全面安を引き起こしました。本来このような世界経済の混乱はゴールド率いるビットコインなどの安定資産に軍配があがるものですが、ゴールドは1日で1万円もの下落、ビットコインは約20万円の下落となりました。
本稿ではなぜこのようなコロナショックが起きたのか、投資家の心理と戦略について詳しく解説を行います。
コロナショックの全体的相場影響については下記週間マガジンを参照してください
コロナショックによる全面安
下記チャートはビットコインを含む、日経225、ニューヨークダウ、ゴールド、ドル円のチャートです。2月20日を境に全面安に陥っていることがわかります。資産の分類としてドルや円などのフィアット、米株や日本株、ヨーロッパや中国株など株価、ビットコインなどの仮想通貨にゴールドのような政府に属さない安定資産などがあります。
ですがこのコロナショックによる全面安ではどの資産にもヘッジされず、全面安となっていることがわかるでしょう。
本来金融市場において、リスクオフの売りに対するヘッジとして逆相関やファンダメンタル上の考慮した資産へヘッジされるものですが、今回はこのヘッジが見られなかったことに疑問があるでしょう。これは