- 1 EigenLayer($EIGEN)の解説一覧
- 2 EigenLayerが追加の7000万ドルを資金調達
- 3 EigenCloudとは?
- 4 EigenCloudを構成するプロトコル
- 5 EigenCloudは仮想通貨のAVSへ
- 6 まとめ
イーサリアムのリステーキングを利用したDAレイヤー最大手のEigenLayer(アイゲン・レイヤー)は新たにEigenCloudをローンチし、追加で7000万ドルの資金調達を行いました。
本稿ではEigenLayerのEigenCloudについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
EigenLayer($EIGEN)の解説一覧
Vol.938「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.1 概要とリステーキングの意味」
Vol.939「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.2 AVSの抱える問題とEigenLayerのアプローチを理解する」
Vol.971「Celestia(TIA)などDAレイヤーは高騰する?仮想通貨ポートフォリオに組み込むべきか考える」
Vol.1036「EigenLayerのEIGENトークンを買い?EIGENの分析と評価」
Vol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」
Vol.1123「【図解】EigenLayerの流動性リステーキング「Etherfi」の概要 DVTによる分散アプローチとは?」
Vol.1125「【図解】EigenLayerのAVS「Espresso」とは?仕組みから見るエアドロップファーミング戦略」
EigenLayerが追加の7000万ドルを資金調達
EigenLayerは2025年6月、新たににEigenCloudのローンチを発表しました。これに伴い既に巨額の資金調達を行っている仮想通貨ベンチャーキャピタル(VC)のa16zから追加で7000万ドルを調達したことを発表しました。
この7000万ドルはEIGENトークンの購入、すなわちSAFTから行われており、既にa16zはシードラウンドのシリーズBで1億ドルを投資しているため、ほとんど倍プッシュに近いEigenLayerへの投資ということになるのです。
これによりEigenLayerの資金調達額は2.34億ドル、OP Stackを提供するイーサリアムL2のOptimism(OP Mainnet)の2.67億ドルに近づくレベルとなっており、DAレイヤーとしてはトップレベルのティア1となっています。
EigenCloudとは?
EigenLayerによると1年のリサーチと開発によってEigenDAに続く新たなプロダクト「EigenCloud」をローンチしたと2025年6月17日に発表しました。
EigenCloudとはEigenLayer上に展開する”包括的な検証可能クラウドプラットフォーム”と表現しており、イーサリアムL2でOP Stack採用のBaseチェーンや非EVMであるソラナ(Solana)なども対応するとしています。
すなわちEigenCloudとは
「EigenLayer