- 1 Liquid Stakingの仕組み一覧
- 2 EigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要
- 3 EigenLayerの対応しているETHステーキング
- 4 リステーキングとLSDの違い
- 5 EigenLayerのリステーキングが指す意味
- 6 EigenLayerを構築する仕組み
- 7 EigenLayerの解説一覧
- 8 まとめ
イーサリアムの”リステーキング(Restaking)”として話題となったEigenLayer(アイゲンレイヤー)は比較的大きな資金調達をしていることから次の高額エアドロップで注目されており、Lido FinanceのstETHなどのLiquid Staking(流動性ステーキング)とは異なります。
本稿ではEigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
Liquid Stakingの仕組み一覧
Vol.312「イーサリアムバリデータプール “Rocket Pool”の仕組みとノードオペレーターの報酬(手数料)」
Vol.313「イーサリアム2.0のバリデータプール”Rocket Pool”のリスクとペナルティ対策」
Vol.706「LidoのstETHのペッグが崩れる理由 Curve Financeでデュアル流動性マイニングプールをローンチする利点とは?」
Vol.713「図解で理解するLidoでイーサリアム2.0のステーキング報酬をstETHに反映する仕組み」
Vol.709「イーサリアム2.0ステーキングプールLido Financeの概要 Rocketpoolとの違いと利点とは?」
EigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要
ではEigenLayer(アイゲンレイヤー)のプロジェクトの概要についてみていきましょう。
チェーン | イーサリアム |
種類 | リステーキング |
創設年 | 2021年 |
メインネットローンチ | 2023年1月14日 |
資金調達額 | 6440万ドル(95.1億円) |
公式X(Twitter) | @eigenlayer |
EigenLayerが注目されているのは6440万ドルの資金調達を行っていることや、Lido Financeのような流動性ステーキングが高い人気を博す中新たなイーサリアムエコシステムのステーキングプロトコルであるという点でしょう。
EigenLayerの対応しているETHステーキング
2024年1月現在、EigenLayerが対応しているリステーキングが可能なETHは下記の表の通りとなっています。
プロトコル | 種類 | ティッカー |
---|---|---|
Lido Finance | LSD | stETH |
Swell | LSD | swETH |
Rocket Pool | LSD | rETH |
Stader | LSD | ETHx |
StakeWise | LSD | osETH |
Origin | LSD | oETH |
Ankr | LSD | ankrETH |
Coinbase | 仮想通貨取引所 | cbETH |
Binance | 仮想通貨取引所 | wBETH |
出典:EigenLayer – リステーキング可能なETHの種類
リステーキングとLSDの違い
ここで重要なのは
「EigenLayerはいわば