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墨汁マガジンVol.938「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.1 概要とリステーキングの意味」

目次
  • 1 Liquid Stakingの仕組み一覧
  • 2 EigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要
  • 3 EigenLayerの対応しているETHステーキング
  • 4 リステーキングとLSDの違い
  • 5 EigenLayerのリステーキングが指す意味
  • 6 EigenLayerを構築する仕組み
  • 7 EigenLayerの解説一覧
  • 8 まとめ

イーサリアムの”リステーキング(Restaking)”として話題となったEigenLayer(アイゲンレイヤー)は比較的大きな資金調達をしていることから次の高額エアドロップで注目されており、Lido FinanceのstETHなどのLiquid Staking(流動性ステーキング)とは異なります。

本稿ではEigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

 

Liquid Stakingの仕組み一覧

 

Vol.312「イーサリアムバリデータプール “Rocket Pool”の仕組みとノードオペレーターの報酬(手数料)」

Vol.313「イーサリアム2.0のバリデータプール”Rocket Pool”のリスクとペナルティ対策」

Vol.706「LidoのstETHのペッグが崩れる理由 Curve Financeでデュアル流動性マイニングプールをローンチする利点とは?」

Vol.713「図解で理解するLidoでイーサリアム2.0のステーキング報酬をstETHに反映する仕組み」

Vol.709「イーサリアム2.0ステーキングプールLido Financeの概要 Rocketpoolとの違いと利点とは?」

Vol.713「図解で理解するLidoでイーサリアム2.0のステーキング報酬をstETHに反映する仕組み」

Vol.768「LidoのstETHをCurve Financeで運用する場合ステーキング報酬はどうなるのか?」

 

EigenLayer(アイゲンレイヤー)の概要

ではEigenLayer(アイゲンレイヤー)のプロジェクトの概要についてみていきましょう。

チェーンイーサリアム
種類リステーキング
創設年2021年
メインネットローンチ2023年1月14日
資金調達額6440万ドル(95.1億円)
公式X(Twitter)@eigenlayer

 

EigenLayerが注目されているのは6440万ドルの資金調達を行っていることや、Lido Financeのような流動性ステーキングが高い人気を博す中新たなイーサリアムエコシステムのステーキングプロトコルであるという点でしょう。

 

EigenLayerの対応しているETHステーキング

2024年1月現在、EigenLayerが対応しているリステーキングが可能なETHは下記の表の通りとなっています。

プロトコル種類ティッカー
Lido FinanceLSDstETH
SwellLSDswETH
Rocket PoolLSDrETH
StaderLSDETHx
StakeWiseLSDosETH
OriginLSDoETH
AnkrLSDankrETH
Coinbase仮想通貨取引所cbETH
Binance仮想通貨取引所wBETH

 

出典:EigenLayer – リステーキング可能なETHの種類

 

リステーキングとLSDの違い

ここで重要なのは

 

「EigenLayerはいわば

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