- 1 EigenLayer($EIGEN)の解説一覧
- 2 LRTのイーサリアムリステーキング
- 3 LRTを活用したリステーキングと報酬
- 4 イーサリアムのLRT運用の落とし穴
- 5 LRTでのイーサリアム運用戦略
- 6 ETHの運用効率の良さ
- 7 図解で理解するLRTでのイーサリアム運用戦略
- 8 使用するDeFi一覧
- 9 LRTのポイントチェック
- 10 まとめ
イーサリアムのリステーキングを活用するEigenLayer(アイゲンレイヤー)はRenzo Protocol(レンゾプロトコル)やEther.Fi(イーサファイ)によってLRT(流動性リステーキング)を可能とし、EigenLayerのセキュリティをより強固なものにします。
本稿ではEigenLayer及びLRTを活用したイーサリアム(ETH)の運用戦略について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。最終のエアドロップファーミング戦略については墨汁マガジンVol.1057「【2024年12月最新】Linea Surge後の7重エアドロップ獲得戦略」を参照してください。
EigenLayer($EIGEN)の解説一覧
Vol.938「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.1 概要とリステーキングの意味」
Vol.939「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.2 AVSの抱える問題とEigenLayerのアプローチを理解する」
Vol.971「Celestia(TIA)などDAレイヤーは高騰する?仮想通貨ポートフォリオに組み込むべきか考える」
Vol.1036「EigenLayerのEIGENトークンを買い?EIGENの分析と評価」
LRTのイーサリアムリステーキング
イーサリアムのリステーキングをLRTプロジェクトを介して行う場合、基本的にイーサリアムのL1上で行う必要があります。
LRTの主要4プロジェクトの対応チェーン、ETHは下記のようになっています。
LRTプロジェクト | シンボル | リステーキングチェーン | 対応ETH |
---|---|---|---|
Renzo Protocol | ezETH | イーサリアム | ETH, stETH |
Ether.fi | weETH | イーサリアム, Linea, Base, Blast | ETH, stETH |
KelpDAO | wrsETH | イーサリアム, Arbitrum, Optimism, Base, Linea, zkSyncなど | ETH, stETH, ETHx |
Puffer Finance | pufETH | イーサリアム | ETH, stETH, wstETH |
LRTについては墨汁マガジンVol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」を参照してください。
LRTを活用したリステーキングと報酬
LRTを活用したEigenLayerへのリステーキングは例えばRenzo ProtocolのezETHではAPYが3.93%となっており、いつでも任意のタイミングでezETHからETHやstETHを償還することが可能です。
Renzo Protocol:https://app.renzoprotocol.com/ezeth
ですがイーサリアムL1なのでガス代が高いことが大きな問題であると言えるでしょう。現在はビットコインが10万ドルを記録したことも影響しており、イーサリアムのガス代は軒並み高水準で推移していることからも、ガス代がネックとなってくるのです。
イーサリアムのLRT運用の落とし穴
またさらにイーサリアムLRT運用には落とし穴があり、
「Ehter