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墨汁マガジンVol.1060「【図解】イーサリアムのEigenLayer「LRT」を活用したETH運用戦略」

目次

    イーサリアムのリステーキングを活用するEigenLayer(アイゲンレイヤー)はRenzo Protocol(レンゾプロトコル)やEther.Fi(イーサファイ)によってLRT(流動性リステーキング)を可能とし、EigenLayerのセキュリティをより強固なものにします。

    本稿ではEigenLayer及びLRTを活用したイーサリアム(ETH)の運用戦略について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。最終のエアドロップファーミング戦略については墨汁マガジンVol.1057「【2024年12月最新】Linea Surge後の7重エアドロップ獲得戦略」を参照してください。

     

    EigenLayer($EIGEN)の解説一覧

     

    Vol.938「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.1 概要とリステーキングの意味」

    Vol.939「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.2 AVSの抱える問題とEigenLayerのアプローチを理解する」

    Vol.971「Celestia(TIA)などDAレイヤーは高騰する?仮想通貨ポートフォリオに組み込むべきか考える」

    Vol.1036「EigenLayerのEIGENトークンを買い?EIGENの分析と評価」

    Vol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」

    Vol.1060「【図解】イーサリアムのEigenLayer「LRT」を活用したETH運用戦略」

     

    LRTのイーサリアムリステーキング

    イーサリアムのリステーキングをLRTプロジェクトを介して行う場合、基本的にイーサリアムのL1上で行う必要があります。

    LRTの主要4プロジェクトの対応チェーン、ETHは下記のようになっています。

     

    LRTプロジェクトシンボルリステーキングチェーン対応ETH
    Renzo ProtocolezETHイーサリアムETH, stETH
    Ether.fiweETHイーサリアム, Linea, Base, BlastETH, stETH
    KelpDAOwrsETHイーサリアム, Arbitrum, Optimism, Base, Linea, zkSyncなどETH, stETH, ETHx
    Puffer FinancepufETHイーサリアムETH, stETH, wstETH

     

    LRTについては墨汁マガジンVol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」を参照してください。

     

    LRTを活用したリステーキングと報酬

    LRTを活用したEigenLayerへのリステーキングは例えばRenzo ProtocolのezETHではAPYが3.93%となっており、いつでも任意のタイミングでezETHからETHやstETHを償還することが可能です。

     

    Renzo Protocol:https://app.renzoprotocol.com/ezeth

     

     

    ですがイーサリアムL1なのでガス代が高いことが大きな問題であると言えるでしょう。現在はビットコインが10万ドルを記録したことも影響しており、イーサリアムのガス代は軒並み高水準で推移していることからも、ガス代がネックとなってくるのです。

     

    イーサリアムのLRT運用の落とし穴

    またさらにイーサリアムLRT運用には落とし穴があり、

     

    「Ehter

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