目次
- 1 EIP-1559ロンドンハードフォークで実装決定
- 2 EIP-1559と短期ETH価格の影響
- 3 イーサリアム相場
- 4 ビットコイン相場
ビットコインは中長期の重要サポートを守る500万円前後の価格帯で安定、イーサリアムは短期~中期にかけての下落トレンド転換の可能性が先週に引き続き要警戒となっています。イーサリアムの短期警戒についてはテクニカル分析の重要ポイント2021年02月20日~26日「ビットコイン暴落原因からわかる市場変化 DeFiの清算は初の1億ドル突破」を参照してください。
EIP-1559ロンドンハードフォークで実装決定
5日に行われたイーサリアム全コアデベロッパー会議にて、EIP-1559の実装が2021年7月を予定しているロンドンハードフォークで行うことに合意。このロンドンハードフォークで実装されるEIP(改善提案)は
EIP-1559:イーサリアム手数料モデルの変更
EIP-3239:1年後までディフィカルティボム遅延
の2つがロンドンハードフォークで実装されることになります。この2つのEIP以外はロンドンハードフォーク後に行う”上海ハードフォーク”で実装を行い、重要な大型アップデートとなるロンドンハードフォークを遅延することなく、確実にすることが狙いとなっています。
EIP-1559を実装する理由である手数料モデルの欠陥については墨汁マガジンVol.295「イーサリアムのガス手数料モデルの欠陥と攻撃インセンティブ」を参照してください。
EIP-1559と短期ETH価格の影響
EIP-1559はイーサリアムにとってETH2のBeacon Chainローンチと同じくらい重要なアップデートですが、短期トレンドが要警戒シグナルとなっており、3月末にかけて注意が必要です。3月末はイーサリアム