- 1 ETH1とETH2のマージ(統合)が決定
- 2 EIP-1559とETH1Ð2統合の影響
- 3 イーサリアム相場
- 4 BTC短期は以前として指標が要警戒
- 5 ビットコイン相場
イーサリアムはマイナーによる51%攻撃という愚かな抗議によりイーサリアム2.0フェイズ1のSharding実装前にETH1とETH2がマージ(統合)することが決定。ビットコインはJPモルガンの仮想通貨関連企業のバスケット取引やGrayscaleのビットコインETF上場画策など、大きく動いた週であると言えるでしょう。
ETH1とETH2のマージ(統合)が決定
現在のイーサリアム2.0の状態は、レガシーチェーン上にデポジットコントラクトでBeacon Chainとつながっており、並列した別のネットワークとしてイーサリアム2.0が存在しています。Beacon ChainではPoWのレガシーチェーンとは異なり、32ETHをステーキングしたバリデータが”ブロックを提案する”ため、イーサリアム独自のPoSである”Casper FFG”でネットワークを構成しています。
ETH1とETH2のマージ(統合)とは、これらのPoWとPoSが混在するイーサリアム
ETH1 + ETH2 = イーサリアム
とする2つの並行するネットワークを、最小の変更で1つのイーサリアムとすることを指します。11日にはETH1とETH2のマージを検討するプルリクエストがオープンしており、マイナーの4月1日に51時間の51%攻撃を行うという提案からこれらの統合するという動きが早まったと言えるでしょう。
つまりイーサリアムは今年にEIP-1559を実装し、さらに1~2年でマイニングを廃止してステーキングを行うPoSへ完全移行するということになります。EIP-1559の実装決定についてはテクニカル分析の重要ポイント2021年02月27日~05日「イーサリアム引き続き短期下落の要警戒シグナル ビットコインは重要な500万円前後を安定」を参照してください。
EIP-1559とETH1Ð2統合の影響
イーサリアムはEIP-1559やETH1とETH2の統合というファンダメンタルが非常によく、さらに