目次
- 1 イーサリアムマイニング終了の延期はなしで合意
- 2 指標はイーサリアムの需要続落を示す
- 3 ガス代とETH価格の関係
- 4 イーサリアム短期下落トレンドへ
- 5 ビットコイン年末に警戒
ビットコインは一時下落止まりとなるも短期下落トレンドを継続する弱い動き。イーサリアムは継続需要はあるものの、仮想通貨全体の下落に巻かれて短期下落トレンドへ転換
イーサリアムマイニング終了の延期はなしで合意
12月11日に行われたイーサリアムコアデベロッパー会議にて、2021年末から2022年にかけての直近のロードマップが話し合われました。
主な会議の内容としては
1.高いガス代による手数料の高騰対策となるEIP-4488を優先するか
2.The Mergeでのマイニング終了と平行して開発を行うべきか
というものが主題になっており、並行に行った場合The Mergeの実装が最低でも1ヶ月は遅れる可能性があることから、EIP-4488をThe Merge後の実装として合意しました。
イーサリアムの手数料高騰はライトユーザーや新規には大きな問題であり、RollupベースのL2への移行を促すEIP-4488の重要性は理解しつつ、2021年末から2022年にかけての実装が既に決まっているThe Mergeの延期や遅延に影響することから、重要ではあるもののThe Merge後の最優先事項となりました。
つまり
「イーサリアムバリデータのステーキングしている32ETH引き出しに影響を与える」
ということになります。
イーサリアムマイニング終了となるPoSへの完全移行”The Merge”については墨汁マガジンVol.600「図解で理解するイーサリアムのETH1とETH2統合”The Merge” Pt.1 今後の重要実装EIP-3675とは?」にて図解でわかりやすく解説しています。
指標はイーサリアムの需要続落を示す
イーサリアムのトレンドを計るための短期指標である