目次
- 1 下落トレンドでのビットコインドミナンスは重要指標
- 2 ドミナンスから見る仮想通貨の下落率
- 3 長期下落トレンドの今後の影響は?
- 4 ビットコインの今後の動向は?
- 5 イーサリアムはドミナンスの影響を反映
- 6 テクニカル分析に使用している理論一覧
下落トレンドでのビットコインドミナンスは重要指標
2022年は年始からイーサリアムやビットコインの下落ではじまり、FRBの利上げによる金融引締が今までにない速度で進むことで仮想通貨市場への大きな影響を与えています。
ここで仮想通貨市場全体の影響を細かく分析するには対ビットコインでのドミナンス影響を見るのがわかりやすく、ドミナンスは
「下落トレンドにおいて市場がどの仮想通貨を売っており、逆張りでエントリーしたり、今利確すべきかを判断する指標」
となるのです。
FRBの利上げによる市場への長期的な影響については墨汁マガジンVol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」にてわかりやすく解説しています。
ドミナンスから見る仮想通貨の下落率
例えば2022年1月からの推移を見るとアルトコインドミナンスは全体的に下落気味ですが、特に下落率が高いのは新興のEVMチェーンのPolygon(MATIC)やAvalanche(AVAX)、非EVMのSolana(SOL)やPolkadot(DOT)などがビットコイン以上に売られていることがわかります。
逆に旧世代のリップル(XRP)やライトコイン(LTC)は高騰幅が低いこと、DeFiやNFTアートのようなコントラクトを利用するために購入するなどの理由がないことからも下落率は仮想通貨市場全体からは低いことがわかるでしょう。
一方でDeFiとNFT需要がガス代の下落からも低下はしているものの、依然として利用者が多いことで下落はしてるものの仮想通貨全体では下落率が低いことがわかります。
長期下落トレンドの今後の影響は?
またBinanceのBSC(BNB)はこれらの中でも維持率が高くEVM経済圏でもむしろドミナンスが増していることがわかります。
これが意味することは
「BNBの