- 1 イーサリアム2.0ステーキングの手順と注意点
- 2 図解で理解するイーサリアム2.0ステーキング方法
- 3 イーサリアム2.0のペナルティとスラッシュ
- 4 イーサリアム2.0バリデータが絶対に行ってはいけないこと
- 5 まとめ
イーサリアム2.0ステーキングが開始され、2020年12月1日より遂にBeacon Chainが正式に起動しました。32ETHをローンチパッドを介してステーキングをしている場合、バリデータノードとBeacon Nodeを起動することでイーサリアム2.0へ参加することができます。
本稿ではジェネシスバリデータではなくこれからステーキングを行うETH投資家向けに、イーサリアム2.0ステーキングのやり方の注意点と、ETH2バリデータノードがやってはいけないこと、どのような状態でペナルティを受けてスラッシュされるのかについて詳しく図解で解説します。
イーサリアム2.0ステーキングの手順と注意点
イーサリアム2.0のステーキング方法は32ETHをローンチパッドを介してデポジットコントラクトにステーキングしなければいけません。ですがこのイーサリアム2.0ステーキング方法にも安全な順序があり、順を追ってステーキングする必要があります。特にジェネシスバリデータ以外はイーサリアム2.0バリデータノードとBeacon Nodeの起動時にトラブルが起きやすいため、実際には下記手順でのステーキング方法がベストであると言えます。
1.GethまたはInfuraでETH1のエンドポイントを準備
2.ETH2ローンチパッドでデポジットデータとKeystoreを作成
3.ETH2クライアントインストール
4.Beacon Nodeを起動
5.Beacon Chainを同期完了
6.バリデータクライアントでインポートしETH2アカウント作成
7.バリデータノード起動
8.32ETHステーキング
という順でステーキングを行う必要性があります。
図解で理解するイーサリアム2.0ステーキング方法
この手順を守らない場合、ステーキングした32ETHがInactivity Leakのペナルティで減っていき、スラッシュされる可能性があるので注意です。上記で説明した実際のステーキング方法を図に表すと、下記のようになります。
実際のイーサリアム2.0ステーキング方法については「イーサリアム2.0ステーキングのやり方 ローンチパッドの使い方完全マニュアル」にて詳しくやり方を解説しています。
イーサリアム2.0のペナルティとスラッシュ
Casper FFGにおいて、32ETHをステーキングしたバリデータは全員オンラインでCasper FFGのコンセンサスに参加しなければいけません。つまり常にオンラインになっておく必要があり、そうでない場合はInactivity Leakによるペナルティで32ETHのステーキング分から年間最大