マガジン内検索

墨汁マガジンVol.511「図解で理解するマルチバリデータの利点と欠点 ベストな運用戦略とは?」

目次
  • 1 イーサリアム2.0シングルバリデータ
  • 2 シングルバリデータの問題
  • 3 イーサリアム2.0マルチバリデータの利点
  • 4 マルチバリデータのリスク
  • 5 ベストなETH2バリデータ運用方法は?
  • 6 まとめ

イーサリアム2.0ステーキング時、32ETHを複数回デポジットコントラクトにステーキングし、その後マルチバリデータアカウントを作成することで、イーサリアム2.0のマルチバリデータとして1つのPCで複数のバリデータを運用することができます。

本稿ではこのマルチバリデータの利点と欠点について、詳しく解説を行います。イーサリアム2.0のマルチバリデータについては墨汁マガジン「イーサリアム2.0ステーキングのマルチバリデータとは?作成時のやり方と注意点」を参照してください。

 

イーサリアム2.0シングルバリデータ

まずイーサリアム2.0でバリデータを運用する場合、どのようになっているかをみてみましょう。現在のイーサリアム2.0では、下図のようにBeacon Chainはイーサリアムレガシーチェーン上にデポジットコントラクトで接続されており、レガシーチェーンと平行したシステムレイヤーとして存在しています。

 

イーサリアムステーキング後にバリデータとしてアクティベートされれば、バリデータノードとBeacon Nodeを起動し、KeystoreからアカウントをインポートすることでETH2バリデータとなることができます。

バリデータになるステーキング方法の手順については墨汁マガジンVol.507「【図解】イーサリアム2.0ステーキングのやり方とやってはいけないことを図解で理解する」を参照してください。

 

シングルバリデータの問題

もし320ETHをステーキングしてシングルバリデータで10アカウントを運用する場合、10個のPCと各バリデータノード、Beacon Nodeの起動が必要となります。この時のETH1のエンドポイントはデポジットコントラクトの

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索