- 1 イーサリアム2.0マルチバリデータとは?
- 2 マルチバリデータになるには?
- 3 デポジットデータ生成時のコマンド
- 4 分割ステーキングする際の注意点
- 5 ETH2マルチバリデータアカウントを作成する
- 6 まとめ
イーサリアム2.0ステーキングはフェイズ0のBeacon ChainとShard Chain実装のフェイズ1までの場合、”マルチバリデータ”が可能となります。ですがマルチバリデータは正しく理解していないと将来的にイーサリアム2.0の開発が進むにつれて問題となるため、注意が必要です。
本稿ではイーサリアム2.0のマルチバリデータのやり方について詳しく解説を行います。イーサリアムステーキングのやり方についてはリサーチレポート「イーサリアム2.0ステーキングのやり方ーンチパッドの使い方完全マニュアル」で非エンジニア向けに詳しく解説しているので参照してください。
イーサリアム2.0マルチバリデータとは?
イーサリアム2.0のマルチバリデータとは、32ETHのステーキングを複数行い、一つのPCで複数のバリデータとしてBeacon Chainに参加するバリデータのことを指します。例えば32ETHを10回ステーキングした場合、320ETHをデポジットコントラクトにステーキングすることになりますが、バリデータアカウントは10個生成されることになります。
イーサリアム2.0フェイズ0~1におけるマルチバリデータでは、これら10個のバリデータの個別アカウントを一つのイーサリアムウォレットとしてインポートしたものをマルチバリデータと呼びます。
マルチバリデータになるには?
まず前提知識としてステーキングの手順を墨汁マガジンVol.507「【図解】イーサリアム2.0ステーキングのやり方とやってはいけないことを図解で理解する」で理解しておきましょう。
イーサリアム2.0のマルチバリデータになるには、まず32ETHのステーキングを複数回にわけて行うか、デポジットデータの生成時に10バリデータを選択します。マルチバリデータはバリデータクライアントでアカウントインポート時に生成するアカウントなので、32ETHステーキングを分割しても問題ありません。
アカウントのインポートのやり方についてはリサーチレポート「【非エンジニア向け】イーサリアム2.0ステーキング後のBeaconNodeとバリデータノード起動のやり方完全マニュアル」を参照してください。
デポジットデータ生成時のコマンド
10バリデータのデポジットデータを生成する場合のコマンドは