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墨汁マガジンVol.510「イーサリアム2.0ステーキングのマルチバリデータとは?作成時のやり方と注意点」

目次
  • 1 イーサリアム2.0マルチバリデータとは?
  • 2 マルチバリデータになるには?
  • 3 デポジットデータ生成時のコマンド
  • 4 分割ステーキングする際の注意点
  • 5 ETH2マルチバリデータアカウントを作成する
  • 6 まとめ

イーサリアム2.0ステーキングはフェイズ0のBeacon ChainとShard Chain実装のフェイズ1までの場合、”マルチバリデータ”が可能となります。ですがマルチバリデータは正しく理解していないと将来的にイーサリアム2.0の開発が進むにつれて問題となるため、注意が必要です。

本稿ではイーサリアム2.0のマルチバリデータのやり方について詳しく解説を行います。イーサリアムステーキングのやり方についてはリサーチレポート「イーサリアム2.0ステーキングのやり方ーンチパッドの使い方完全マニュアル」で非エンジニア向けに詳しく解説しているので参照してください。

 

イーサリアム2.0マルチバリデータとは?

イーサリアム2.0のマルチバリデータとは、32ETHのステーキングを複数行い、一つのPCで複数のバリデータとしてBeacon Chainに参加するバリデータのことを指します。例えば32ETHを10回ステーキングした場合、320ETHをデポジットコントラクトにステーキングすることになりますが、バリデータアカウントは10個生成されることになります。

イーサリアム2.0フェイズ0~1におけるマルチバリデータでは、これら10個のバリデータの個別アカウントを一つのイーサリアムウォレットとしてインポートしたものをマルチバリデータと呼びます。

 

マルチバリデータになるには?

まず前提知識としてステーキングの手順を墨汁マガジンVol.507「【図解】イーサリアム2.0ステーキングのやり方とやってはいけないことを図解で理解する」で理解しておきましょう。

 

イーサリアム2.0のマルチバリデータになるには、まず32ETHのステーキングを複数回にわけて行うか、デポジットデータの生成時に10バリデータを選択します。マルチバリデータはバリデータクライアントでアカウントインポート時に生成するアカウントなので、32ETHステーキングを分割しても問題ありません。

 

 

アカウントのインポートのやり方についてはリサーチレポート「【非エンジニア向け】イーサリアム2.0ステーキング後のBeaconNodeとバリデータノード起動のやり方完全マニュアル」を参照してください。

 

デポジットデータ生成時のコマンド

10バリデータのデポジットデータを生成する場合のコマンドは

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