目次
- 1 インパーマネントロスによる損失
- 2 ステーブルコインの流動性プール
- 3 対アルトコインの流動性プール
- 4 流動性マイニング撤退時の大きな問題
- 5 長期目線の運用という罠
- 6 まとめ
イーサリアムは遂に10万円を超え、2020年3月のコロナショックから10倍となるテンバガーコインとなりました。一方でUniswapなどのETHペアをベースとするAMMでは、ETHの高騰により流動性マイニングの運用には注意が必要な段階となっています。本稿では長期目線でのUniswapなどでの流動性マイニング運用のこれからの注意点について詳しく解説を行います。
インパーマネントロスによる損失
今回のような急激な価格の高騰は、インパーマネントロスが流動性マイニングを上回る損失の状態を引き起こしやすくなります。つまり、インパーマネントロスが流動性マイニング報酬を上回る状態になり、引出しが難しくなる前に対策を行う必要があるということです。
インパーマネントロス時の対策については墨汁マガジンVol.505「流動性マイニングのインパーマネントロスでETHを利確するには?対策と軽減の手法」を参照してください。
一見流動性マイニングのリスクとしてはインパーマネントロスに注意していればいいように見えますが、今後はインパーマネントロスだけではなくよりリスクが高いポジション