- 1 ロンドンアップデートという好ファンダメンタル
- 2 ファンダメンタルとトレンドはどちらが優先か?
- 3 イーサリアム相場の現状
- 4 ETHテクニカル分析
- 5 まとめ
イーサリアムは50万円に差し掛かった後にセルインメイと言っても過言ではない強い下落を記録し、現在も30万円前後を推移しいています。またイーサリアムはEIP-1559というETH価格に大きな影響を与える大型アップデート”ロンドンハードフォーク”を控えており、ETH価格への影響が気にされているでしょう。本稿ではロンドン実装にかけてのETH価格の今後について詳しく解説を行います。
セルインメイについては墨汁マガジンVol.559「アノマリーとは?セルインメイの背景にあるビットコイン下落の理由」を参照してください。
ロンドンアップデートという好ファンダメンタル
イーサリアムは今年の夏7月から9月にかけて、手数料モデルを変更するEIP-1559を実装するロンドンアップデートを控えています。このロンドンアップデートでは、EIP-1559による今までマイナーに支払われていたトランザクション手数料をバーン(焼却)するというモデルに変更するため、ETHのデフレに伴いETH価格の上昇が期待されています。
またこのロンドンハードフォークにはディフィカルティボムの遅延を2021年末という短い期間に設定されているため、ETH1とETH2のマージが年内を予定していることもわかります。この2つの大幅なイーサリアムを変更する大型アップデートは、ETHに取って非常に重要なイベントであり、好ファンダメンタルということです。
墨汁マガジンVol.566「イーサリアムロンドンアップデートの5つの重要なEIPの内容と影響を理解する」を参照してください。
ファンダメンタルとトレンドはどちらが優先か?
一方でイーサリアムは5月の中旬から短期~中期にかけての下落トレンド転換が予期され、5月末に下落トレンド転換が確定しました。EIP-1559のような非常に重要かつETH価格にプラスとなるファンダメンタルとこのトレンドはどちらが優先かというと基本的に、
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