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墨汁マガジンVol.605「Convex FinanceのCVX投票ガバナンスが開始 今後のイールドファーミングへの影響は?」

目次
  • 1 Convex Financeガバナンス開始
  • 2 Current APRとProject APR
  • 3 CVXガバナンスの開始は必ずしもプラスではない
  • 4 CVX投票の影響
  • 5 CVX報酬の変更
  • 6 まとめ

CRVブーストアグリゲーターのConvex Financeは、ガバナンストークンである”CVX”を利用したガバナンス導入を発表しました。これによりCVXのユースケースとイールドファーミングとAPYが大きく変動することになるため、プール選びにも注意が必要になります。本稿ではConvex Financeのガバナンスにおける今後の影響とイールドファーミングにおける注意点について詳しく解説を行います。

Convex Financeの使い方についてはリサーチレポート「ConvexFinanceの使い方 CRVブーストアグリゲーター利用の注意点と事前準備」を参照してください。

 

Convex Financeガバナンス開始

Convex Financeは9月3日にCVXによるガバナンスの投票機能を追加したと発表、これまでのCVXは

 

1.SushiswapでのCVX/ETHペアの流動性提供とステーキング報酬

2.CVXのステーキングによるcvxCRVの報酬

 

の2つしか機能がありませんでした。

ですがガバナンスの開始によりCVXのロックにより

 

1.CRVのブーストガバナンス投票

2.CVXの投票権の委託

 

が可能となっています。

またガバナンスの開始は2021年9月16日からとなっており、CVXをロックしてガバナンスに参加することで1%の追加報酬を得られるようになっています。

 

Current APRとProject APR

このガバナンスの開始により問題となってくるのが、Convex FinanceのAPR(APY)です。

Convex FinanceにはCurrent APRとProject APRという2つの表記があり、このAPRの意味は

 

Current APR:現在の運用

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