目次
- 1 フォロースルーデー=上昇トレンド確定は分析ミス
- 2 フォロースルーデーの分析開始ポイントは?
- 3 分析の必須条件
- 4 ロシアのウクライナ侵攻後は?
- 5 最も重要なFTDの条件
- 6 まとめ
フォロースルー・デーは米国株において上昇トレンドへの転換を判断するテクニカル分析の指標として知られています。ですがこのフォロースルーデーで上昇トレンド確定!などと間違えた分析が多く、そもそものフォロースルーデーの分析の仕方を間違えている例が非常に多いため鵜呑みにすることはできないという問題があります。本稿では現在の2022年の相場においてフォロースルーデーで上昇トレンドが確定できるのか、今後のトレンドに実際に影響を及ぼすのかについてチャートを用いて実際にテクニカル分析のやり方を詳しく解説を行います。
フォロースルーデーの詳しい定義と考え方については墨汁マガジンVol.683「フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?上昇トレンドへの転換を定義する詳しい条件」を参照してください。
フォロースルーデー=上昇トレンド確定は分析ミス
フォロースルーデーによる上昇トレンド転換にはその定義やそもそもの分析ミスが多く、その大半は
「日足が前日比で1.6~2%以上高騰してクローズ」
というフォロースルーデーの条件のみでトレンド分析をしていしまっている場合によくあります。フォロースルーデーだけに限らず、テクニカル分析における上昇トレンドの定義は即日判断できるものではなく、そのようなテクニカル分析による判断はミスと大きな損失を出してしまうため正しく理解して分析する必要があるでしょう。では現在の相場におけるフォロースルーデーの正しい分析について見てみましょう。
フォロースルーデーの分析開始ポイントは?
まず重要となるのは