目次
- 1 USTの市場供供給量とTerraのTVL増加
- 2 Terra(LUNA)のリスク
- 3 EVMではなくCosmWASMを導入
- 4 CosmWASMはEVMより優れている?
- 5 LUNAステーキングとバリデータ
- 6 まとめ
Terra(LUNA)は2020年9月にローンチしたSolanaと同様の非EVMチェーンですが、BSCのTVLが減少する一方でTerraは2021年から現在にかけて約34倍のTVLを獲得しており、イーサリアムのステーブルコインDEXとしてトップとなるCurve Financeにおいても知られているでしょう。本稿ではTerra(LUNA)の概要やリスク、仕組みについて非エンジニア向けにわかりやすく解説を行います。
Curve Financeについては墨汁マガジンVol.669「図解で理解するCurve Financeの仕組み ”Ramping up A”の利点」を参照してください。
USTの市場供供給量とTerraのTVL増加
Terra(LUNA)は2020年9月にローンチした非EVMブロックチェーンであり、下記2つのトークンでエコシステムを構成しています。
LUNA:Terraのネイティブトークン
Terra:ステーブルコイン
TerraのネットワークバリデータのステーキングはLUNAで行い、TerraはLUNAをバーンして発行するステーブルコインとなっています。USTとはTerra USDつまりドルにペッグするステーブルコインを表し、Terra上で最も発行されているステーブルコインとなっています。
LUNA価格はUSTの発行数の推移とともに上昇しており、わずか1年で70倍近い市場供給量を獲得していることが下記チャートからもわかるでしょう。
このUST発行数の急激な増加は時価総額ランキングでもBinanceが発行するBUSDの次につける14位となっており、LUNAはSolanaのSOLに続く9位となっていることからもTerraの勢いがすごいことがわかるでしょう。
Terra(LUNA)のリスク
Terraの一番のリスクと言えるのは
「