目次
- 1 CBDC(Central Bank Digital Currency)とは?
- 2 CBDCの目的と需要
- 3 DeFiとCBDC
- 4 仮想通貨のそもそもの需要は?
- 5 CBDCとDeFiの棲み分けは可能か?
- 6 まとめ
CBDC(Central Bank Digital Currency)は2017年のCBoCのリサーチ開発から話題となり、2020年から米国のFRBを含む世界各国でビットコインやステーブルコインのアイデアを踏襲したものとして政府が発行する移行となっています。CBDCはしばしイーサリアム上のEVM経済圏におけるDeFiとの競合するかが疑問視されており、DeFiトークンやEVM経済圏において考慮すべき点の一つと言えるでしょう。
本稿ではCBDCが今後どのようにDeFiに影響を与えるのかについて詳しく解説を行います。
CBDC(Central Bank Digital Currency)とは?
CBDCとはCentral Bank Digital Currencyの略で、
「ステーブルコインとは異なり政府が発行するドルや人民元などのデジタル通貨」
を指します。
ステーブルコインとCBDCの違いとして
1.政府が発行している自国通貨のデジタル通貨版
2.ステーブルコインは特定仮想通貨またはフィアットにペッグ
という違いがあります。つまりステーブルコインはフィアットを指すのではなく、ドルやビットコインなどの仮想通貨と同じ価値を持つものを指し、さらに特定企業や団体、またrenBTCのようにDAOによって発行されるもを指すということです。
renBTCにつ墨汁マガジンVol.483「図解で理解するrenBTCとWBTC発行の仕組みと違い renVMの役割とは?」
CBDCの目的と需要
まずCBDCのDeFiへの影響を考える場合にはCBDCの目的を考える必要があります。
CBoCやFRBなど政府がCBDCを活用する目的は
「