目次
- 1 イーサリアムブリッジの仕組み一覧
- 2 AMM型クロスチェーンブリッジの主なプロジェクト
- 3 Canonical Tokens(カノニカルトークン)とは?
- 4 Cross Rollupトランザクションの問題
- 5 Hop ExchangeのAMM型ブリッジの仕組み
- 6 Hop ETH(hETH)の必要性
- 7 AMM型ブリッジの知られざるリスク
- 8 リスクへの対策
- 9 まとめ
イーサリアムからRollup(ロールアップ)のL2であるArbitrum(アービトラム)またはEVM経済圏へのブリッジは、公式ブリッジが採用している”Relayer型”のブリッジとは異なり、AMM型のクロスチェーンブリッジがRelayer型ブリッジの利便性を補う技術として注目されてういます。
本稿ではHop Exchange(ホップエクスチェンジ)や多くのEVM経済圏に対応するConnext Networkなどのコア技術で採用されている”AMM型クロスチェーンブリッジ”の仕組みとリスク、利点について解説を行います。
イーサリアムブリッジの仕組み一覧
墨汁マガジン「イーサリアムブリッジ(Birdge)の3つのコア技術の概要と利点/欠点を理解する」
墨汁マガジン「図解で理解するイーサリアムのRelayer型ブリッジコントラクトの仕組み」
AMM型クロスチェーンブリッジの主なプロジェクト
AMM型クロスチェーンブリッジには主に
Hop Exchange(HOP)
Celer Network(またはcBridge)
Connext Network
などがあります。
これらのAMM型クロスチェーンブリッジはL2やEVM経済圏の公式ブリッジではなく、
「複数のL2やEVM経済圏をつなぐブリッジの選択肢の1つ」
となることが特徴でありRelayer型では提供できない利点を持つのです。
Canonical Tokens(カノニカルトークン)とは?
まずAMM型のクロスチェーンブリッジを理解する前提として、Canonical Tokens(カノニカルトークン)を把握しておく必要があります。
Canonical Tokensとは
「イーサリアム