- 1 ステーブルコインはThe Mergeは要注意
- 2 フォークは裏付け価値をコピーできない
- 3 ステーブルコイン保有者がすべきこと
- 4 価値の裏付けがコピーできる事例
- 5 DeFiのコントラクトをベースに考える
- 6 仮想通貨取引所の対応を考える
- 7 まとめ
イーサリアム最大の大型アップデートとなる“The Merge(マージ)”は現在のマイニングが必要なイーサリアムのPoW”Ethash”とイーサリアム2.0のCasper FFGがメインとなるThe Mergeの公式イーサリアムネットワークで分裂する可能性が非常に高いです。本稿では前回みたイーサリアムがThe Mergeで分裂する理由に続き、DeFiユーザー、イーサリアム上の資産をEVM経済圏やSolanaやPolkadotなどにブリッジしているユーザーが最大利益を取るための墨汁うまいが考える戦略について詳しく解説を行います。
ステーブルコインはThe Mergeは要注意
まずイーサリアムの分裂時に注意しておきたいのは、
「イーサリアム2.0で保有するステーブルコインは分裂したフォーク先では本質的に無価値になるものがある」
という点を理解しておく必要があるでしょう。
フォークは裏付け価値をコピーできない
例えば顕著な例がCircleとCoinbaseのCentreが発行するUSDC(USD Coin)です。本来このようなネットワークの分裂を起こすフォークでは、裏付けのある資産の価値をコピーすることができません。これはUSDCの発行プロセスが
「1ドルの預かり金につき1USDCをCentreが発行する」
というものであり、両方ともを正規のUSDCとするならば分裂した
1ドルの裏付け = 旧PoWイーサリアムの1USDC + 正規イーサリアム2.0の1USDC
両方とも1USDCの価値が0.5ドルになってしまうということです。
ステーブルコイン保有者がすべきこと
ではCurve Finance(カーブファイナンス)やConvex Finance(コンベックスファイナンス)でなどのDeFiでステーブルコインを流動性マイニングやイールドファーミングしている場合はどうすれば最大の利益を取れるかというと
「裏