- 1 長期下落トレンド下の仮想通貨の状況
- 2 下落率は重要ではない
- 3 考慮すべき項目と実データ
- 4 データ分析から見る傾向
- 5 主力となる仮想通貨は?
- 6 避けるべき仮想通貨は?
- 7 まとめ
FTXグループの破産によりビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は最安値を更新する弱い動きとなっており、その大きな破産影響で仮想通貨の長期下落トレンドの継続を示唆しています。
一方で相場の阿鼻叫喚は次の長期上昇トレンドへの転換に必要なプロセスであり、正しく分析して戦略を考えることで、最大の利益を享受するチャンスであり定期的に来る長期下落トレンドとその後の展開を理解しておくことが最も重要となるのです。
本稿では墨汁うまいが考える2023年以降の戦略と知っておくべき仮想通貨相場のファンダメンタルについてわかりやすく解説を行います。2023年以降の値動きの見通しについては墨汁マガジン「【2022年下半期】仮想通貨相場の年末から2023年にかけての見通し ビットコインはどうなる?」を参照してください。
長期下落トレンド下の仮想通貨の状況
2021年に重要な指標の1つとして先読みをするために重要な考えとして
「仮想通貨を1つの資産クラスとして考え、短期トレンドは長期トレンドに是正される」
と解説しました。
実際に現在の指標としての有効度合いを1年経過した2022年11月現在で確認してみると、下記のようになります。
解説の通りビットコインの長期下落トレンド入りに伴い誤差はあるものの全体が2021年末の高騰から比較して44~76%の下落を記録していることがわかるでしょう。
ですがこの仮想通貨アセットクラス全体の下落は
「次の上昇トレンドにどの仮想通貨も平等に上昇伸びしろがある」
と考えることができそうですが、実際は違うのです。
仮想通貨指標とアセットクラスについてはの前回の解説については墨汁マガジンVol.530「【2021年版】ビットコイン下落を予測する今後の重要指標」を参照してください。
下落率は重要ではない
では順をおってみていきましょう。個別仮想通貨の値動きを考慮する場合、どうしても下落率や価格のお得感を考えてエントリーしてしまう投資家が大半でしょう。ですがこの下落率はテクニカル分析及び相場の性質を考えたファンダメンタルズ分析には不要であり、意味をなさないとまで言えるのです。
ここで重要となるのは
「シ