目次
- 1 Aptosの仕組み一覧
- 2 AptosはSolanaやEOS寄り
- 3 Aptosの問題
- 4 Aptosのスケーリング手法
- 5 EVMとMove VM(バーチャルマシン)
- 6 APTトークンは投資か投機か?
- 7 まとめ
NFTに特化したブロックチェーンであるAptos(アプトス)は最大で16万TPSのスケーラビリティを可能とするとしており、イーサリアムとは異なるアプローチを行っています。本稿ではAptosの仕組みをイーサリアムと比較した場合、投資適格と考えられるのか投機対象なのかについての分析評価についてわかりやすく解説を行います。
Aptosの仕組み一覧
Vol.832「図解で理解するAptos(アプトス)の仕組み Pt.1 APTの概要とスケーリングするブロック処理」
Vol.838「図解で理解するAptos(アプトス)の仕組み Pt.2 16万TPSを実現するProof of Availabilityとは?」
AptosはSolanaやEOS寄り
Aptosのスケーリング方式はブロック処理とコンセンサスアルゴリズムから見ても明確で
「SolanaやEOS寄りのDPoSにおける限られたバリデータ間で即座のコンセンサスを形成しスケーリングする」
というものです。
主な方式はDPoSですが、どちらかというと2020年以降に見られるSolanaのような非同期式の並行アプローチと言えるでしょう。Solanaについては墨汁マガジンVol.628「図解で理解するSolanaの概要と仕組み イーサリアム2.0と比較するとどうなのか?」を参照してください。
Aptosの問題
イーサリアムと比較した場合、Aptosの問題点としては
1.バリデータ数