目次
- 1 金利の仮想通貨市場影響解説一覧
- 2 リセッション(景気後退)とは?
- 3 リセッションの定義
- 4 リセッション入りはいつになるのか?
- 5 リセッションの仮想通貨市場影響
- 6 まとめ
米国は2022年の急激なテーパリング及びゼロ金利政策を中止、今までに類を見ない急激な利上げによる米株式市場だけでなく、ビットコインやイーサリアムを含む仮想通貨市場の急落を招きました。
本稿では米国はこれからリセッション(景気後退)するのか、仮想通貨市場への影響はどのようなものとなるのかについてわかりやすく投資家向けに解説を行います。
金利の仮想通貨市場影響解説一覧
Vol.602「テーパリングとは?国債と金利の関係からビットコインへの影響を理解する」
Vol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」
リセッション(景気後退)とは?
リセッション(Recession)とは
「”景気後退”を意味し、主に米国における経済がFRBによるFF金利の利上げやコロナショックやチャイナショックのような金融危機などにおける”景気が悪くなり、後退していること”」
を指します。
一般的にはリセッションはある種のサイクルとして上昇局面と下降局面が交互に来るとされていますが、実際はFRBや米政府における政策によって対策されるためそうなるとも限りません。
直近でいえば2019年から2020年にかけての米政府閉鎖などの影響によりリセッションが警戒されたものの、結果的にリセッション入りとはならずにコロナショックを迎えることになったのも記憶に新しいでしょう。
リセッションの定義
ではリセッションの本来の定義を見ていきましょう。
リセッションの定義としては
1.