- 1 Vitalik氏がETHを2度目の売却
- 2 ETH売りと仮想通貨下落のアノマリー
- 3 ”売り”という行為が問題ではない
- 4 過去のVitalik氏とEFのETH売却一覧
- 5 ETH売却とチャート
- 6 なぜVitalikはこのタイミングで売るのか?
- 7 まとめ
イーサリアム発明者のVitalik氏がETHを2023年8月21日に売却、イーサリアム価格と仮想通貨全体の相場の下落が予想されています。本稿ではイーサリアムファンデーション(Ethereum Foundation)とVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏によるETH売却のこれまでの歴史とETH価格への影響、何を考えてVitalik氏がETHを売却しているのか、このアノマリーをもとに仮想通貨は今後下落するのかについてテクニカル分析とファンダメンタル分析の両方から解説を行います。
Vitalik氏がETHを2度目の売却
イーサリアムの発明者として知られるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏はETHをその時のベストな価格で利確することで知られており、ある種のイーサリアム及び仮想通貨相場における”下落のアノマリー”としても知られています。
そんなVitalik氏は2023年において2回目となるETHの売却を刊行、600ETH日本円にして約1.47億円を米仮想通貨取引先最大手のCoinbase(コインベース)へ送金したことがイーサリアムのオンチェーン分析で判明したのです。
Vitalik氏のETHをコインベースに送金した該当のトランザクションは下記となります。
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ETH売りと仮想通貨下落のアノマリー
Vitalik氏がETHを売却するとき、大抵の場合はイーサリアムファンデーション(Ethereum Foundation)がセットになってETHを売却します。直近では今回の600ETH売りの前の2023年5月6日に200ETHを売却しており、イーサリアムファンデーションは15,000ETHを利確していたことは記憶に新しいでしょう。
この売却ポイントがこれまでの2017年〜2018年の仮想通貨バブル時なども含め、最高値で売却していることで知られているのです。これらのVitalik氏やイーサリアムファンデーションのETH売りは価格には直接の影響はないものの
「これらの売り