目次
- 1 ビットコイン先物が10万ドルを突破
- 2 パーペチュアル(無期限)と先物の仕組みの違い
- 3 ビットコイン先物が重要な理由
- 4 ビットコイン先物のポイント
- 5 高度なビットコイン投資戦略
- 6 ビットコインETFとの関連性
- 7 まとめ
ビットコイン先物価格はトランプ氏の大統領選挙勝利に伴い一足早く10万ドルを記録、ビットコイン現物価格よりもプレミアム価格で取引がされています。本稿ではトランプバブルを想定したビットコイン先物取引における現物価格への影響と分析について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
トランプバブルの可能性については墨汁マガジンVol.1048「米大統領選トランプ勝利によるビットコイン相場への影響 2025年はトランプバブルか?」を参照してください。
ビットコイン先物が10万ドルを突破
仮想通貨(暗号資産)のオプション取引所であるDeribit(デリビット)は仮想通貨取引所ではBitMEX時代の名残りからかパーペチュアル(無期限)が主流の仮想通貨において決済日がある限月の設けられたビットコイン先物取引を行うことができる珍しい取引所となっています。
そんなDeribitではビットコインの現物価格が93000ドルを超えた時点で2025年9月限が10万ドルを超えました。さらに世界最大手のオプション取引所であるCMEのビットコイン先物でも2025年6月限が98000ドルを記録しており、ビットコイン先物が大きな指標となっていることがわかるでしょう。
パーペチュアル(無期限)と先物の仕組みの違い
ではここで先物取引がなぜ重要であり、パーペチュアルコントラクトいわゆる無期限が重要でないかについてみていきましょう。
まず前提となるのは仕組みの違いで
「パーペチュアルコントラクトは