目次
- 1 550億XRPのロックアップと10億XRPの放出
- 2 XRPエスクロー先アドレスから見る傾向
- 3 10億XRPがリップル社の元に戻るタイミング
- 4 リップル社に再度ロックアップされたXRPはどうなるのか?
- 5 まとめ
2019年4月のリップルのマーケット動向を、「2019年3月仮想通貨資金流入マーケットレポート」やベースに蓄積したデータを元にリップル社の動向を考察。ファンダメンタルズ分析としてテクニカル分析上に反映を行って見ましょう。
まず本稿では、リップル社のXRP売却傾向と55ヶ月に渡ってリップル社のもとに戻ってきている10億XRPのエスクローコントラクトについて分析をします。
550億XRPのロックアップと10億XRPの放出
リップルの対USDは0.3ドルを推移しており、フェイズ2からフェイズ3への移行に失敗を2度しているものの、0.26ドルのサポートで耐えてる形となっています。ですが、2017年末にロックアップした550億XRPは毎月10億XRPがエスクローからコントラクトで放出されており、リップル社の裁量で市場へと放出されています。
リップル社のロックアップとエスクローの解除については下記マガジンにて解説しています。
さて、リップルを売買する時にはテクニカル分析よりも、毎月10億XRP(現時点で340億円)が売却または貸付が可能となることから、リップル社の動向を最も注視する必要があるでしょう。このエスクローの解除の動向はコントラクトで毎月決まっているので、10億XRPがリップル社のコントロール下に入るのは毎月の