目次
- 1 Parityのイーサリアムシェア率
- 2 Open Ethereum DAOに移行するとどのような影響があるのか?
- 3 利点
- 4 まとめ
イーサリアムクライアントで2番目のシェアとなるParityのコードベースなどの権限DAO化は、イーサリアムコミュニティにおいて非常に多くの批判的意見が見られます。また、Parityの今までの開発や行動を知らない場合、イーサリアムにとってマイナスという間違った認識となる変化であると言えます。
本稿ではParityの開発放棄に対して、イーサリアムは今後どのような影響があるかについて詳しく解説を行います。
ParityのOpenEthereum DAOについては下記マガジンを参照してください。
Parityのイーサリアムシェア率
まずイーサリアムのノードのシェア率を見てみましょう。イーサリアムのノードはマイナーや取引所、ウォレットインターフェイスやデベロッパー、イーサリアムネットワークをセキュアに保つ分散目的のノードなど多くのノードが存在します。
このノードは自身の需要によりイーサリアムクライアントを自由に選択が可能ですが、ノードの約78%がイーサリアムファンデーションが開発するGethを使用していることがわかります。イーサリアムのクライアントは10種類以上存在しますが、Gethが最も一般的であり、次にParityが約20%、約5分の1のシェアがあることがわかるでしょう。
出典:https://www.ethernodes.org/
Partyがイーサリアムのクライアント自体を放棄するという選択を取らなかったのは、少なからずParityがイーサリアムのクライアント需要があり、使用者がいるために無下にすることができないということです。ですが、Parityの本音としては