目次
- 1 仮想通貨取引所がETH2を上場するには?
- 2 フェイズ1におけるShard Chainの状態
- 3 Shardingでの仮想通貨取引のETH2処理
- 4 まとめ
イーサリアム2.0(ETH2)のフェイズ1では、Shardingの実装によるトランザクションで、一見取引所がETH2を上場すればETH2をETHとは別のトークンとして売買できると考える方もいるでしょう。ですがETH2フェイズ1での取引所の取り扱いは現実問題難しく、価格の乖離以前に売買はできないと考えられています。
本稿ではETH2フェイズ1でなぜ仮想通貨取引所が上場できないのか、対策を取ることは可能なのかについて詳しく解説を行います。
ETH2フェイズ1時点でのShradingの問題と利点については下記マガジンを参照してください
仮想通貨取引所がETH2を上場するには?
Beacon ChainのデポジットコントラクトへETHをステーキングすると、BETHに変換されてステーキングしたETHはバーンされます。これはBETHからSharding実装のフェイズ1でETH2となり、送金が可能となります。このETH2がShardingでの仮想通貨取引所が上場が難しい根本原因となるのです。
まず構造を見ていきましょう。ETH2は