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墨汁マガジンVol.349「Geminiとステートストリートはビットコインを扱うのか?」

目次
  • 1 ステートストリートとは?
  • 2 重要なポイント
  • 3 ステートストリートが扱う仮想通貨
  • 4 ウィンクルボス兄弟の傾向
  • 5 まとめ

ビットコインETFで一躍仮想通貨界隈で有名になったウィンクルボス兄弟が運営するGemini取引所、及びカストディサービスは1792年設立の老舗金融機関ステートストリート(State Street)と共同で仮想通貨の管理トライアルを行うと発表しました。これは対象の仮想通貨は明かされていませんが、銀行業界が仮想通貨への進出を考えていると言えます。

本稿ではGemniとステートストリートの取り組み、銀行が今後仮想通貨業界をどのように活用していくのか、ビットコインやイーサリアムにどのように影響を与えるのかについて詳しく解説を行います。

 

 

ステートストリートとは?

ステートストリートは、先駆者となるユニオンバンクが1792年に設立され、現在は米国における資産総額第15位となる巨大銀行となっています。AUM(運用資産残高)は驚異の2.5兆ドル、カストディアンとしても非常に信頼が高く、31.6兆ドルとなっています。

AUMで比較すると、ビットコインのカストディと取引実行プラットフォームを提供するフィデリティは2018年時点で2.46兆円であるため、ステートストリートがフィデリティと同等に巨大な金融機関であるということがわかるでしょう。このステートストリートは

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