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墨汁マガジンVol.352「イーサリアム高騰時の利確目安と加重別レジスタンス」

目次
  • 1 ETH損益分岐点とETH保有数
  • 2 ETH市場供給量全体の損益分岐点
  • 3 損益分岐点の補正
  • 4 チャートで見る損益分岐点
  • 5 ETHの利確傾向
  • 6 まとめ

イーサリアム価格は130ドル付近を推移していますが、ブロックチェーン上のインフローを見たときのイーサリアムアドレス全体の損益分岐点は90%が割っているという分析があります。これらは将来的なレジスタンスとしてある程度参考に考えることができ、これらのレジスタンスとこれまでのETH価格の売却傾向をもとにテクニカル分析を行います。

 

ETH保有者の損益分岐点とその誤差については下記マガジンを参照してください。

 

ETH損益分岐点とETH保有数

まずETH全体の発行数は2019年12月末現在、1.09億ETHとなっています。このうち3400万ETHがイーサリアムのローンチのためのICOやイーサリアムファンデーションの開発費用に回されており、イーサリアムのDevfundや発明者のVitalik氏などが保有するETHが約100万ETHほどあります。

 

出典:https://etherscan.io/stat/supply

 

また、Parityのマルチシグウォレットのコントラクトバグにより凍結してしまったETHなどや、同様にコントラクトのバグやバーンなどによって凍結されて誰のコントロール下にもないETHも大量に存在します。

 

凍結されてコントロール下に戻ることのないETHの詳細は下記マガジンを参照してください。

 

ETH市場供給量全体の損益分岐点

これらを考慮しているかは不明ですが、ETH価格が130ドルでも利益の出ているETHアドレスが保有するETH数は、実に全体の

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