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墨汁マガジンVol.386「イーサリアムASICのDAG問題はETHネットワークに大きな影響を与えるのか?」

目次
  • 1 イーサリアムクラシックのハッシュレート半減
  • 2 DAGサイズの増加と誤解
  • 3 イーサリアムではAntminer E3がマイニングできる理由
  • 4 Antminer E3がETHをマイニングできる期間
  • 5 イーサリアムASICだけの問題ではない
  • 6 まとめ

Bitmainから2018年7月に販売されたイーサリアムASICのAntminer E3は、EthashによるASICレジスタンスのイーサリアムで初となるASICでした。ETHASIC販売後約2年が経過し、イーサリアムクラシック上でAtnminer E3がマイニングできないとマイナーとしており、今後のイーサリアムでも同様のハッシュレート低下が予期されます。

本稿ではこのAntminer E3のイーサリアムに対する今後の影響について詳しく解説を行います。

 

イーサリアムクラシックのハッシュレート半減

イーサリアム及びイーサリアムクラシック価格は、2020年1月のビットコイン価格高騰に伴いイーサリアムと共に上昇。マイニングを控えていたマイナーや新規投入により両者ともにハッシュレートの上昇が確認できます。ですが2020年の2月を境に上昇したハッシュレートが1/2となる10TH/sの下落が確認できるでしょう。この下落には、イーサリアムASICのAntminer E3がマイニングできなくなったことが原因となっています。

 

 

 

DAGサイズの増加と誤解

この原因としてDAGが要因となっており、DAGはDirected Acyclic Graphの略で、つまり有向非巡回グラフを指します。イーサリアムにおけるDAGはマイニングアルゴリズム上に組み込まれているもので、30000ブロックを1Epochとし順に生成を行うことでDAGファイルのサイズが増加していきます。ローンチ時のDAGサイズは

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