目次
- 1 イーサリアムの利点
- 2 状況によってヘッジと利確を選択できる
- 3 ETHを活用した運用と過去の推移
- 4 イーサリアム上での実際の運用益を計算する
- 5 まとめ
仮想通貨におけるイーサリアムのシェアは、時価総額上位100の中で見てもETHとイーサリアム上のトークン、つまりERC20トークンで8割以上を締めています。またイーサリアム上のトークンの中のメジャートークンではCompoundやDEXなどのDeFiを中心とした各コントラクトの相互運用が可能となっており、非常にユーザビリティの高いものとなっています。
本稿ではこれらのイーサリアムの特性を活用し、ビットコインやその他アルトコイン運用では行うことのできない運用オプションについて詳しく解説を行います。
イーサリアムの利点
イーサリアムの利点は、もはや仮想通貨取引所を使用する必要がないという点です。bZxのようなWBTCをベースとしたネイティブトークンの市場は、フラッシュローンとカウンターパーティーリスクを狙った攻撃による影響を受けましたが、2020年にはより洗練されたビットコインベースの市場がローンチされることになるでしょう。
フラッシュローンによる攻撃が起きた理由と、詳しい概要は「Vol.381 イーサリアム上のDeFiフラッシュローンはハッキングなのか?攻撃が起きた理由と詳しい概要」を参照してください。
イーサリアムの利点は、ビットコインと異なりすべてがコントラクトベースで完結し、流動性が許す限り多額の資金をトランストレスに運用できるという点です。順を追ってみていきましょう。
状況によってヘッジと利確を選択できる
まずイーサリアム上でのDEXを活用したトレードは、