- 1 2020年のビットコインドミナンス推移
- 2 2020年アルトコインドミナンス
- 3 短期イーサリアムドミナンス推移
- 4 イーサリアム相場の今後のキーポイント
- 5 まとめ
イーサリアムはETH2の開発がほぼ終了しており、Beacon Chainのローンチ目前へと迫っています。ETH2クライアントを開発するPrismatic LabsはETH2メインネットローンチ前の本番環境の実装を行ったトパーズテストネットを公開。ETH2ローンチの期待や、ETH価格のアンダーバリュードな現状からイーサリアムチャートとETHドミナンスは非常にポジティブな展開となっています。
本稿ではETHドミナンスから、ETH2ローンチに向けた今後についてテクニカル分析を行います。
2020年のビットコインドミナンス推移
まずビットコインドミナンスとアルトコインドミナンスのチャートを見てみましょう。2020年から最もドミナンス上昇が高いのはUSDT(ピンク)となっていますが、これは自称ドルにペッグするステーブルコインの発行であるため、単純にペッグ率を無視した場合には2019年末とくらべて50%もの資金が仮想通貨に流れ込んだと考えることができるでしょう。
2020年アルトコインドミナンス
またアルトコインでは半減期による期待が高まったビットコインキャッシュのドミナンスが一時50%近く上昇していたものの、半減期後のハッシュレート大幅低下やブロック生成時間の不安定化により下落。ですが4月中旬現在は+6.81%となっています。
半減期前後のビットコインキャッシュの動きについては墨汁マガジンVol.402「ビットコインキャッシュの半減期前後の動きから3回目のビットコイン半減期を予測する」を参照してください。
リップルやライトコインなどのその他メジャーアルトコインはマイナスとなっており、特にEOSが約10%の下落を記録しています。対してイーサリアムは2月中旬で最大40%のドミナンス高騰となっており、3月の最低値は+10%と下落率が低く、現在は21%上昇となっています。ここで分かる重要なことは